『THE FLASH』フラッシュ役グラント・ガスティン、映画へのカメオ出演を打診されず

米CWのDCドラマ『THE FLASH/フラッシュ』で9シーズンにわたってフラッシュ/バリー・アレン役を演じたグラント・ガスティンが、エズラ・ミラー主演のDC映画『ザ・フラッシュ』へのカメオ出演の依頼はなかったと明かしている。

「クライシス・オン・インフィニト・アース」ではエズラのカメオ出演があったが…

CWで展開されたアローバースにて、2020年1月に放送されたイベントエピソード「クライシス・オン・インフィニト・アース」に、DC映画『ジャスティス・リーグ』などに登場したエズラ・ミラーがバリー・アレン役でカメオ出演し、グラント演じる別バースのバリーと対面。この共演により、ワーナー・ブラザースのDCエクステンデットユニバースとCWのアローバースが、映画とTVの枠を超えてクロスオーバーする画期的な出来事となった。

その当時、エズラ主演の単独映画『ザ・フラッシュ』の製作が進行していたため、グラントもエズラのように映画版へ登場するのではないかと期待されていたが、2023年6月に公開された映画には、グラントの姿はなかった。

米Comicbook.comによると、米オハイオ州コロンバスで開催されたイベント「GalaxyCon」のパネルにグラントが登壇し、『ザ・フラッシュ』に登場しなかったことについて質問されたという。

その問いにグラントは、「少なくとも僕が知る限り、誰も正式に(出演について)電話をかけてきませんでした。僕の代理人も電話があったとは言っていなかったし、だから誰も映画について僕に連絡はしていません」と答えた。

なお、『ザ・フラッシュ』に主演したエズラは、数々の不祥事を起こして起訴される事態となり、一時は映画からの降板が危惧され、代役としてグラントが出演する可能性も囁かれた。『ザ・フラッシュ』はコロナ禍で製作が大幅に遅れた上、エズラが不祥事を理由にプロモーションへの参加を控えていたことも影響し、ボックスオフィスでは爆死に近い興行不振に。莫大な製作費を興行収入で回収できないのではないかと、赤字が予想されていた。

対して、2014年に放送開始されたドラマシリーズの『THE FLASH/フラッシュ』は今年5月に有終の美を飾り、9シーズンにわたる歴史に幕を下ろした。

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