『フレンズ』人気なゲストキャラクター5選

時代を超えて愛され続ける伝説的シットコム『フレンズ』。メインキャラクターの魅力は言うまでもないが、実は新たな風を吹き込み、作品を盛り上げてきたゲストキャラクターの貢献も見逃せない。ここでは、時にメインキャラクターの注目もさらってしまうほどの活躍を見せた人気ゲストキャラクター5選をご紹介。

『フレンズ』人気なゲストキャラクター

メリッサ・ワーバートン(ウィノナ・ライダー)

シーズン7第20話「レイチェルとウィノナ・ライダーの秘密」に登場したウィノナ演じるメリッサは大学時代にレイチェルと同じ社交クラブに所属していた友人。学生時代に酔っぱらってレイチェルとキスをしたことがあるが、その記憶を覚えていないふりをする。そしてフィービーもウブなレイチェルにそんなことできるはずないと信じない。そこで証明するため再びレイチェルがメリッサにキスをすると、メリッサはあの日以来抱いていた恋心を告白するのだった。

今では『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で新たなファンを獲得しているウィノナだが、このカメオの時から人一倍強い存在感を誇り、見事にスポットライトを奪ってしまうカリスマスターぶりが確認できる。

ウィル・カルバート(ブラッド・ピット)

シーズン8第9話「ブラピの“ヘイト・クラブ”」に登場したブラッド・ピット演じるウィルはロスとモニカとレイチェルの高校時代のクラスメイト。レイチェルを毛嫌いしていて、噛みつくような発言をしたりしていた。

このカメオ出演が実現した背景には、当時レイチェル役のジェニファー・アニストンとブラッドが夫婦だったという理由があったことは有名な話。当時ハリウッドで最も魅力的なスターとして人気を集めていたブラッドとレイチェルの夫婦共演の実現が大きな話題を呼んだことは言うまでもない。ブラッド出演回は名場面となり、ゲスト俳優としてエミー賞コメディ部門にノミネートされたほどだ。

ポール・スティーブンス(ブルース・ウィリス)

シーズン6第21話「彼女のパパはブルース・ウィリス」に初登場したブルース・ウィリス演じるポールはロスがデートしている大学生エリザベスの父親。ポールはレイチェルのデート相手になり、複数のエピソードで登場した。ロスは彼女の父親であるポールに圧倒されるが、その威圧感もまさにアクションスターとして名を馳せ、堂々とした貫禄のあるブルースだからこそ演出できたもの。

チャンドラー役マシュー・ペリーとの賭けに負けた後にブルースはゲスト出演に同意したとか。2000年公開の映画『隣のヒットマン』で共演したブルースとマシューは興行収入を巡って賭けをし、ヒットするほうに賭けたマシューが買ったため、ブルースのカメオが実現した。

アースラー・ブッフェ(リサ・クドロー)

シーズン1第16話「フィービーの双子対決」などに登場したリサ・クドロー演じるフィービーの双子の姉アースラー。登場するたびにフィービー以上に強烈な印象を残し、スポットライトを奪ってきた。もちろん演じているのはリサだが、見事に演じ分けている。フィービーとは対照的に自己中心的なアースラー。姉妹の仲は最悪だったがジョーイはフィービーの心配をよそにアースラーとデートを始めてしまう。最終的にフィービーはジョーイに別れを告げるためにアースラーのふりまでするほど。

実は1992年から放送されたシットコム『あなたにムチュー』に登場したキャラクター。こちらもリサ・クドローが演じているのだが、これが理由で『フレンズ』にも登場することになったようだ。

スージー・モス(ジュリア・ロバーツ)

シーズン2第13話「プリティ・ウーマン登場!」に登場したジュリア・ロバーツ。ジュリアが演じたのは、チャンドラーの幼馴染で小学4年生のときに彼に悪ふざけでからかわれたことから復習に燃える、スージー役を演じた。スージーは、女性用下着だけを身につけたチャンドラーを男性用トイレに置き去りにし、「20年後に私に電話して、このことでまだ動揺しているかどうか教えてくれない?」と辛辣に言う印象的に残るキャラクターだった。

当時チャンドラー役のマシュー・ペリーとジュリアが交際していたことから、二人の共演が実現した。

(海外ドラマNAVI)

参考元:Screenrant

Photo:『フレンズ』© Warner Bros. Entertainment Inc.