『グレイズ・アナトミー』パトリック・デンプシー、『ドクター・ハウス』のオーディションを受けていた!

大ヒット長寿医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』シーズン11までデレク・シェパード役を演じたパトリック・デンプシーが、同時期に放送が開始された別の人気医療ドラマ『Dr. HOUSE ―ドクター・ハウス―』のオーディションも受けていたことが分かった。

『グレイズ・アナトミー』は落ちたと思っていた

TV Guideによると、まず、『グレイズ・アナトミー』のオーディションを受けたパトリックは、クリエイターのションダ・ライムズが自分に投げかけた視線を見て、落選するだろうと悟ったという。

そこでパトリックは、そのほぼ直後に『ドクター・ハウス』のオーディションを受けたが、それまでハリウッドでほぼ無名だった英俳優のヒュー・ローリーが主役に抜擢され、パトリックは主役を逃した。パトリックとヒューの他には、『たどりつけばアラスカ』『NUMBERS 天才数学者の事件ファイル』に主演したロブ・モローや、『レスキュー・ミー NYの英雄たち』の主演で知られるデニス・リアリーもグレゴリー・ハウス役のオーディションを受けていたというから、どれだけ競争が熾烈だったかが分かるだろう。

『ドクター・ハウス』への主演は叶わなかったが、パトリックは落ちたと思い込んでいた『グレイズ・アナトミー』のデレク役を見事に獲得した。ドラマ史上で最長寿となった医療ドラマに出演する前、パトリックは青春映画やロマンチックコメディ映画で成功していたが、年を重ねるにつれてキャリアの方向転換に少し苦労している印象は否めなかった。そんななか、シリーズで最もファンに愛されるキャラクターの一人となったデレクはパトリックにとって代表的な役となり、俳優として大きな飛躍と遂げるきっかけに。ドラマに出演中もディズニー映画『魔法にかけられて』や『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』などに登場し、作品ジャンルの幅を広げた。

『グレイズ・アナトミー』を卒業後も、『魔法にかけられて2』や『サンクスギビング』のほか、『ヒート』のマイケル・マンが監督を務めた『Ferrari(原題)』に出演して活躍を続けている。(海外ドラマNAVI)

Photo:©2015 ABC Studios