Amazonの異色スーパーヒーロードラマ『ザ・ボーイズ』のスピンオフドラマ『ジェン・ブイ』に本家シリーズのキャラクター、ヴィクトリア・ニューマンが登場した。そこでのある行動によって、彼女が本当に邪悪な存在なのかどうかが議論されている。
(※これ以降は、『ザ・ボーイズ』シーズン2と『ジェン・ブイ』第7話までのネタバレが含まれます)
『ジェン・ブイ』第7話「病」ラストでのニューマンの真意とは?
『ジェン・ブイ』第7話「病」では、『ザ・ボーイズ』シーズン2に初登場したヴィクトリア・ニューマンがカムバック。本家シリーズで彼女は米国議員として活動し、違法行為を働くスープ(能力者)を取り締まる超能力管理局を設立したが、そんなニューマン自身も実はスープ。『ザ・ボーイズ』シーズン2では、スープを生み出す巨大企業ヴォート社を糾弾する公聴会で邪魔者の頭を次々に吹き飛ばす悪行に及んだ。
『ジェン・ブイ』第7話で副大統領候補となったニューマンは、物語の舞台となるゴドルキン大学で開催された講演会に登壇。その後、主人公マリーと遭遇したニューマンが、マリーと同じく血液を操る能力を持っていることが判明する。ターゲットの血液を操って頭部を爆発させていた訳だ。マリーが男子学生の陰部を爆発させたのと同じ仕組みなのだろう。
表向きは「反スーパーヒーロー」派のニューマンは、ヴォート社と堕落したスーパーヒーローチーム“セブン”の成敗を目指す自警団“ザ・ボーイズ”側のはずだが、『ジェン・ブイ』第7話のラストでは、「スープの味方なのではないか…!?」と疑いたくなるような行動を取る。
ゴドルキン大学では、スープのみに感染する致死性の高いウィルスが秘密裏で開発されており、危険なウィルスが悪者の手に渡ることを懸念したカルドーサ博士は、「ニューマンなら信頼できる」と思いウィルスを託す。しかし、彼女のパワーで博士が瞬殺される衝撃的な展開となっていた。
一体ニューマンは、この危険なウィルスをどうするつもりなのか、その真意も気になる点だ。強力なパワーを持ち、政治的な権力も行使できるニューマンは、『ザ・ボーイズ』で最大のヴィランであるはずのホームランダーを超える存在となるかもしれない。
『ジェン・ブイ』は残すところ1話となっているため、スープを全滅させてしまう可能性のあるウィルスを手にしたニューマンが、スピンオフから『ザ・ボーイズ』シーズン4へ繋げる大きな架け橋になるものと予想される。
『ジェン・ブイ』シーズン最終話は、本日11月3日(金)にAmazon Prime Videoにて配信開始。『ザ・ボーイズ』シーズン4のリリース日は未定。(海外ドラマNAVI)
Photo:(c)Amazon Studios