『ユニバーサル・ソルジャー』シリーズや『エクスペンダブルズ2』などで活躍するベルギー出身のアクションスター、ジャン=クロード・ヴァン・ダムが『フレンズ』の出演を振り返り、「恥ずかしい思い出」だと吐露している。
『フレンズ』ゲスト出演
ジャン=クロードは、『フレンズ』シーズン2第13話「プリティ・ウーマン登場」に本人役でゲスト出演。主要キャラクター6人は、ニューヨークに映画のロケにやってきたロス(デヴィッド・シュワイマー)のペットだった猿のマルセルに会うために撮影現場を訪ね、モニカ(コートニー・コックス)は大ファンのジャン=クロード・ヴァン・ダムと遭遇して大騒ぎになる。
米New York Postとのインタビューで、そのゲスト出演について回顧したジャン=クロードが、「自分の演技が酷すぎる」とコメント。「自分が肉の塊に見えるし、“よお、ガールズ”というノリで自分が恥ずかしいですね」と語っている。
エージェントからNBCの人気コメディ番組に出演するよう言われたというジャン=クロードは、「あまり番組については知らなかったんです。それで番組の現場に行くと2人の美女がいて、彼女たちが、“今、世界で一番ホットな番組”だと言っていたので凄く嬉しかったですね」と振り返ったものの、ぎこちなく感じた場面もあったという。
「撮影セットにいたら、その美女たちがやって来て僕にキスしたんです。どうしたらいいのか分からなくて奇妙な感じでした。2人はすごく優しかったですよ」と明かしている。それでも、『フレンズ』のゲスト出演は良い思い出になったそうで、フレンズのキャストやスタッフが仕事をしているのを見るのは「素晴らしかった」とのこと。「彼らは毎日番組を収録していたから、すごくオープンだったんです。彼らにとっては、すべてがよく訓練されたメカニックのエンジンのように動いている場所に、僕が入るような感じでした」とも付け加えている。
ちなみに、ジャン=クロードが言及していた“美女2人”とは、レイチェル役のジェニファー・アニストンとモニカ役のコートニー・コックスのこと。ジャン=クロードは「2人にキスされて奇妙な感じだった」と述べているが、どうやらジェニファーとコートニーの記憶とは食い違っているようだ。
2021年のインタビューで、同エピソードの監督を務めたマイケル・レンベックが、本編ではカットされたが、2人がジャン=クロードとキスするシーンの裏話を披露している。レンベックは、ジェニファーとコートニーから、「キスシーンで舌を入れないよう、ジャン=クロードに注意してほしいと頼まれた」と明かしていた。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『フレンズ』(C)Warner Bros. Entertainment Inc.