『ストレンジャー・シングス』最終章はキャストの成長が心配?若く見せる方法とは

Netflixの大人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のファイナルシーズンは、全米脚本家組合(9月末に終了)と全米映画俳優組合のストライキで製作が遅れ、その間に子役キャストが成長してしまうことが懸念されている。本シリーズで監督・製作総指揮を務めるショーン・レヴィが、その問題に言及した。

キャストの成長に懸念は?

『ストレンジャー・シングス』がデビューした際、イレブン/エル役のミリー・ボビー・ブラウンをはじめとする子役キャストはプレティーンだったが、現在はほとんどのメンバーが20代に突入し、すっかり成長している。特に、新型コロナウイルスの感染拡大時には3年近くも撮影が停止となり、次はハリウッドのダブルストライキに見舞われ、長期にわたる製作延期により、本シリーズではシーズン間における子役キャストの成長ぶりが著しい。

米Varietyの取材に応えたショーン・レヴィが、「俳優たちが成長していますよね。ストライキが長引けば、最終シーズンを書き直さなければならなくなると懸念していますか?」と質問され、次のように回答した。

「すでに、番組のキャストが世間の注目を浴びながら成長するのを見てきましたが、12歳から22歳の間に人間は誰でも大きく変化します。時の経過が助けにならないことは明らかですが、番組のヘアメイク・衣装部門は衣装やウィッグ、メイクを駆使して非常に抜きん出ています。80年代は、若者キャストをアイコニックなホーキンスのキャラクターに戻すうえでプラスになるので、使えるツールはすべて使うつもりです。そしてキャストも私たちと同じように、仕事へ戻ることを熱望していることも分かっていますしね」

レヴィは、80年代独特のヘアスタイルやファッションでキャストを変貌させれば、ある程度は成長による容姿をカバーできると考えているようだ。

また、クリエイターのマット&ロス・ダファーは子役の成長を考慮し、最終章となるシーズン5ではタイムジャンプを計画していると明かしていた。時代設定とヘアメイク・衣装部門の尽力で、いかにキャストが実年齢よりも若く見えるか、その点にも注目したい。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン5は、Netflixにて2025年に配信開始の見込み。シーズン1~4は配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』©Netflix