Netflix、『SUITS/スーツ』効果を評価し昔のドラマ獲得に力を入れる

米USAにて2011年より9シーズンにわたって放送された人気リーガルドラマ『SUITS/スーツ』。現在は、米Netflixで視聴可能だが、同プラットフォームで配信がスタートするや否や、驚異的な視聴記録を達成した。この大ヒットを受けて、Netflix側は『SUITS』のような既に放送が終わった他局のドラマを獲得することに力を入れようとしている。米Deadlineが報じた。

12週間1位を獲得

元々は米USA Networkで制作された本作は、ニューヨークの大手法律事務所を舞台に、若き敏腕弁護士ハーヴィー・スペクター(ガブリエル・マクト)と天才的な頭脳を持つ青年マイク・ロス(パトリック・J・アダムス)がタッグを組み、困難な訴訟に挑んでいく姿がスタイリッシュに綴られるシリーズ。

Netflixでの配信開始後、ニールセン・ストリーミング・チャートで12週間1位を獲得し、Netflixオリジナルの『オザークへようこそ』の記録を更新した。クリエイターのアーロン・コーシュがNBCユニバーサルで新作を開発中であることを明らかにした。

「ライセンシングは当社の番組戦略において常に重要なものです。業界の競争環境が進化するにつれ、当社のオリジナル番組を補完するために、より多くのヒットタイトルのライセンスを取得する機会が増えるかもしれません。これは、Netflixでの新たなヒット作を生み出すことや、Netflixの認知度の向上と収益の増加から利益を得る権利者だけでなく、当社の会員にも新たな価値をもたらすと確信しています」と述べた。

Netflixの共同CEOであるテッド・サランドスは、「私たちはすべてを作ることはできませんが、あらゆるものを見つけるお手伝いをすることができます」と話した。Netflixは米NBCの『フレンズ』や『ジ・オフィス』といった人気作も配信してきた。(海外ドラマNAVI)

Photo:『SUITS/スーツ』(c) 2017 Open 4 Business Productions, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.