『ピーキー・ブラインダーズ』『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』のサム・クラフリンが、壮大な復讐劇を描く小説「モンテ・クリスト伯」のドラマ化シリーズに主演することが明らかになった。米Colliderが報じている。
「モンテ・クリスト伯」をドラマ化!
イギリス出身の人気俳優サム・クラフリンの次のプロジェクトは、「モンテ・クリスト伯」を映像化した『The Count of Monte Cristo(原題)』(全8話)に決まった。サムは伝説的なデンマーク人監督ビレ・アウグスト(『ペレ』『レ・ミゼラブル』)が指揮を執るこの大作ミニシリーズで、主人公エドモン・ダンテス役を演じる。
「モンテ・クリスト伯」(1844年)は、「三銃士」の著者アレクサンドル・デュマ・ペールによる冒険、ロマンス、復讐劇を描く歴史小説。日本では「巌窟王(がんくつおう)」の題名でも知られている。
若い船乗りの青年エドモン・ダンテスが船員に裏切られ、反逆罪の濡れ衣を着せられる。刑務所に送られた彼は、囚人仲間から手厚い教育を受け、脱獄に成功する。その後、彼は裏切り者への復讐を果たすため、謎めいたモンテ・クリスト伯爵として社交界に登場するー。
本作は、1908年のサイレント期以降、日本を含む世界中で何度も映像化されている。最も最近の映画化は2002年のケヴィン・レイノルズ監督(『ロビン・フッド』)によるもので、主演はジム・カヴィーゼル(『パーソン・オブ・インタレスト』)が務め、ガイ・ピアース(『アイアンマン3』)、リチャード・ハリス(『ハリー・ポッター』シリーズ)、ヘンリー・カヴィル(『ウィッチャー』)らが出演した。
出演キャスト
プロデューサーのデグリ・エスポスティは、「脚本の質、アウグストの創造的ビジョン、主演サム・クラフリンの演技は、アレクサンドル・デュマの作品の遺産に忠実でありながら、『モンテ・クリスト伯』に現代的なエッジを与えるだろう」と語っている。
このシリーズには、アナ・ジラルド(『ラ・メゾン 小説家と娼婦』『エスコバル 楽園の掟』)、ミケル・ボー・フォルスゴー(『ヒトラーの忘れもの』)、ブレイク・リットソン(『 ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』)、カーラ=シモン・スペンス(『ブルー・ストーリー』)、ミケーレ・リオンディーノ(『ヤング・モンタルバーノ』)、リノ・グアンチャーレ(『イタリアのシェフ』)、ガブリエラ・ペシオン(『クロッシング・ライン ~ヨーロッパ特別捜査チーム~』)らが出演する。
『The Count of Monte Cristo』は、現在ヨーロッパで撮影中。撮影はフランス、イタリア、マルタで5カ月間にわたって行われる。(海外ドラマNAVI)
Photo:© JHMH/FAMOU