Netflix『ペーパー・ハウス』ベルリン主人公のスピンオフについて分かっていること

スペイン発の大ヒット犯罪アクションシリーズ『ペーパーハウス』。人気キャラクターのひとり、ベルリンを主人公にしたスピンオフ『BERLIN(原題)』が12月29日(金)にNetflixにて独占配信! 配信を待つ間、プロット、キャスト、登場人物の詳細など、この前日譚シリーズについて分かっていることを紹介しよう。

『ペーパー・ハウス』スピンオフ『BERLIN』

“教授”と呼ばれるリーダーと寄せ集めの強盗団たちのスリリングな強盗劇を描く本作は、NetflixのTOP10ランキングに計約1200日間ランクインしており、現在〈Netflix TOP10に最も長くランクインした作品〉の第1位に輝くほどの世界的な人気を誇る。

2022年に配信された韓国版に続く『ペーパーハウス』のスピンオフとなる今作『Berlin』は、冷徹で計算高く、辣腕の詐欺師で宝石泥棒のベルリンとその一味の姿を追い、彼のキャラクターがどのように謎めいた犯罪者へと進化していくかを明らかにする。

ベルリンは『ペーパーハウス』シーズン2の最後で死亡するが、物語におけて重要な役どころを担っているため、彼はフラッシュバックを通して全5シーズンに登場した。

配信日&予告編

12月29日(金)よりNetflixにて独占配信がスタートする。9月18日に、Netflixの公式SNSにて配信日が発表されると同時に予告編も公開された。

予告編から、ベルリンがパリの高級オークションハウスを襲う計画を立てる様子が描かれることがわかる。しかし、ロマンチックな性格の彼がオークションハウスのオーナーの妻と不倫を始めると、事態は複雑になる。

登場人物&キャスト

今回の主人公となるベルリン役には、ペドロ・アロンソがカムバック。ベルリンの親友で博愛主義の教授ダミアン役にトリスタン・ウヨア(『シスター戦士』)、電子機器のスペシャリスト、キーラ役にミシェル・ジェネール(『海のカテドラル』)がキャスティングされている。他には、ブルーノ役でジョエル・サンチェス、キャメロン役でベゴーニャ・バルガス(『アルタ・マール:公海の殺人』)らが出演する。

10月24日に新たに公開されたキャラクター紹介の動画はこちら。

『ペーパー・ハウス』からは、アリシア・シエラ役ナイワ・ニムリとラケル・ムリージョ/リズボン役イツィアル・イトゥーニョが出演することも分かっている。

また、ファンにとっては、“ベルリン”兄弟である“教授”が出演するのかも気になるところだろう。『ペーパー・ハウス』の強盗前にベルリンの人生に教授が関わっていたことも分かっているので、教授が前日譚のどこかでカメオ出演やゲスト出演で登場する可能性には期待したい。

製作陣&撮影について

このスピンオフは、『ペーパー・ハウス』と同じクリエイター、アレックス・ピナがショーランナーを務め、エステル・マルティネス・ロバトが脚本を担当する。

ピナはスペインの人気テレビプロデューサー、監督、脚本家で、『ロック・アップ/スペイン 女子刑務所』『ヴァレンシア/不倫と嘘』『ホワイトライン』『スカイ・ロッホ -赤い空の向こうに-』などを手掛けている。

製作は2022年10月に始まり、撮影はマドリードとパリの様々な場所で行われたようだ。

エピソード数

シーズン1で8エピソードが予定されている。各エピソードの詳細は現時点では不明だが、最新情報を待ちたい。

どんな内容に?

本作のストーリーは『ペーパー・ハウス』以前が舞台で、ベルリンのかつての活躍やキャラクターの進化などに焦点が当てられるという。彼は独自の仲間を率いて活動し、ヨーロッパ各地で大規模な強盗を実行していた。

Netflixのグローバル・イベントでのピナとペドロの対談によると、「ベルリンが恋に狂ってヨーロッパ中を強盗していた黄金期を共に旅する」内容であることがわかった。基本的には、ホワイトカラー犯罪、緊張、旅行、ロマンス、そしてユーモアに満ちたシリーズになるようだ。

また、Netflixが明らかにしたこのシリーズのごく簡単なあらすじは次の通り。「暗い一日を明るく照らすものは2つしかない。ひとつは愛。もうひとつは大金を盗むこと」

簡単に言えば、『BERLIN』は、アンドレスがベルリンになる前のバックストーリーと、何が彼をそうさせたのかに深く探る、「愛と強盗」の物語になるということだ。『ペーパー・ハウス』でのベルリンの旅は終わってしまったが、この無敵の泥棒の驚きと興奮に満ちたシリーズが待っている。(海外ドラマNAVI)

Photo:©Netflix