アマンダ・セイフライド、『マンマ・ミーア』第三弾の可能性を語る!「キャストに正当なギャラを支払うか次第」

映画『テッド2』『ミーン・ガールズ』『レ・ミゼラブル』といったヒット作品に出演する俳優アマンダ・セイフライドが、自身の代表作でもある『マンマ・ミーア』の第三弾に関する可能性について言及した。米Varietyが報じている。

おそらく見合った報酬が出せない

アマンダが主演する2008年の『マンマ・ミーア!』そして、第二弾である2018年の『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー・アゲイン』の世界興行収入は合わせて10億ドルを超えた。

米Vogueでのヒストリー・インタビューで本作の配給を手がけるユニバーサル・ピクチャーズのドナ・ラングレー会長は、第三弾の可能性について話が及ぶと、「ユニバーサルは3作目を作りたいと思っています」と答えた。

だが、アマンダは、「『マンマ・ミーア!』第三弾を望んでいないなんて人がいたら教えて!」と付け加えた。

しかし、アマンダによると、それが実現するかどうかは、ユニバーサル側がキャストたちに、本作が始まった2008年の頃よりもはるかに高くなっている彼らの価値に見合った報酬を支払うかどうかに、かかっている可能性が高いという。

「誰もノーとは言わないが、イエスとも言わない。正直にいうと、おそらく見合った報酬の予算が出せないと思う。“第三弾をタダでやりたいか?”と言われた、もちろんやりたい。でも、そういうのはビジネスではない。正当なものは貰うべき。第三弾は、ユニバーサルが私たちにお金を出せるかどうかというくだらないことで、実現するかどうかが決まる気がする」

ビル役のステラン・スカルスガルドは、「『マンマ・ミーア!』第三弾の脚本ができるころには、私は骨壷に入っているでしょう。でも、灰になっても、出演できるなら喜んで」とジョーク混じりに答えた。

オリジナル作品でドナ役を務めたメリル・ストリープも、第三弾に興味を示している。「撮影の前に膝の状態をチェックするようなスケジュールを組まなくちゃいけないけど、ワクワクするようなアイデアがあれば、私は全然OKです。プロデューサーのジュディ・クレイマーには(私の演じた)ドナを生まれ変わらせる方法を考えてくれたら、やってみたいです。または、ソープ・オペラのように、ドナが戻ってきて、実は前回死んだのは本当は双子の妹だったって明かすとかね」

メリルはまた、「私たちは第三弾では、『グランド・マンマ・ミーア!』と呼ばなければならないかもしれませんね」と冗談を言った。メリルが2008年の『マンマ・ミーア!』に参加したいと思ったのは、9.11同時多発テロの直後にブロードウェイで初めて観たこのミュージカルの大ファンだったからだ。

「あれはニューヨークの人誰にとっても、とてもトラウマ的な出来事でした。その時、『マンマ・ミーア!』は私と家族にとって大切な作品となりました。私の娘の誕生会で、娘のお友達5人女の子を楽しませなければならなかったので、私は彼女たち全員をあのミュージカルに連れて行くことにしました。皆座席に立ち、通路で踊っていたんです。素晴らしい光景でした。あれほどの喜びを提供できるものは、この世に存在する意義があるべきなのです。私のエージェントが、面白そうなオファーが3つあるということで、電話をかけてきたんです。電話を切ろうとした時、“ああ、言い忘れるところだったんだけど、たぶん笑ってしまうだろうけど、『マンマ・ミーア!』が、君に出てほしいそうなんだ”と。それで、"ええ!いや、やりたい!"って言ったんです」

ソフィ役候補たち

Vogueのインタビューには、アマンダがこの役を勝ち取る前に、ソフィ役として検討された他のキャストの名前など、2008年の映画製作に関する情報がぎっしり詰まっている。そのリストには、エイミー・アダムス(『魔法にかけられて』)、ブリタニー・マーフィー(『シン・シティ』)、エヴァン・レイチェル・ウッド(『ウェストワールド』)、ジェシカ・ビール(『The Sinner -隠された理由-』)、キルスティン・ダンスト(『FARGO』)、レイトン・ミースター(『ゴシップ・ガール』)、マンディ・ムーア(『THIS IS US』)、ゾーイ・デシャネル(『New Girl 〜ダサかわ女子と三銃士』)、ナタリー・ドーマー(『ゲーム・オブ・スローンズ』)、ミシェル・ドッカリー(『ダウントン・アビー』)などが含まれていた。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』©Universal Pictures