Netflix『ONE PIECE』ルフィ役イニャキ・ゴドイがアニメ版を「真似なかったこと」とは?

Netflixの大ヒットシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』が保持していた記録を塗り替えるほどのヒットを飛ばしている実写版ドラマ『ONE PIECE』。本作で海賊王になることを夢見るルフィを演じるイニャキ・ゴドイが、アニメ版を真似しなかった点について述べた。米Fandom Wireが報じている。

自分なりのルフィを作り上げるために

本作は、尾田栄一郎による同名漫画を原作とし、伝説の財宝「ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)」を探す海賊たちを描く冒険物語。シーズン1でのルフィはゾロ(新田真剣佑)、ナミ(エミリー・ラッド)、ウソップ(ジェイコブ・ロメロ・ギブソン)、サンジ(タズ・スカイラー)ら信頼できる仲間たちと出会っていく姿が描かれる。イニャキは米Teen Vogueのインタビューで、実写版『ONE PIECE』のルフィ役について様々なことを語る中で、このキャラクターのいろいろな部分を真似た一方で再現したくないものがあったと明かしている。それはアニメ版ルフィの声だった。

「アニメは日本語版を見ました。田中真弓は(番組開始の)1999年からずっとルフィの声を担当していて、とにかく見事な仕事ぶりです。ですが、僕はその声や話し方を真似しようとは思いません。それは彼女自身のものだから。彼女は彼女自身のバージョンのルフィを作り上げました。だから僕としては、声優がやっていることに気を配るよりも、そのキャラクターがどんな人物であるかに注目するようにしました」。イニャキによれば、彼の地声は深みがあるため、ルフィを演じる際には数段高く声を出さなければならないのだという。原作者の尾田氏はゴドイの演技に感動し、ルフィをほかの人が演じることは考えられないと語っている。

またイニャキは、ルフィの楽観的な面と、思いやりのある面とのバランスを取ることを念頭に置いていたという。「アニメを見て、ルフィがどういう人間かはすぐに分かりました。彼は虐げられている人を見ると、その人のことをよく知らなくても助けようとするんです。そしてルフィはあまり多くを語らない代わりに、人の話をよく聞いています。仲間を大切にする楽観的な夢想家で、自分の夢のためなら何でもするような人だと思いました。だから、それを理解することが、このキャラクターを演じる上で一番大切だと思ったんです」

『ONE PIECE』はNetflixで独占配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Fandom Wire

Photo:Netflixシリーズ『ONE PIECE』独占配信中