実写版『ONE PIECE』シーズン2の脚本は完成している!プロデューサーが語る

Netflixで配信前から注目を集めていた話題作『ONE PIECE』シーズン2について、早くもその用意ができているとプロデューサーが話しているとVarietyが伝えている。

1年で配信準備ができる!

尾田栄一郎氏による人気漫画を実写化した『ONE PIECE』。華々しく封切られて間もないが、プロデューサーたちはシーズン2の脚本を既に仕上げており、ストライキが終了して製作が再開された暁には、1年で配信する準備ができるという見込みをもっているという。

「私たちは脚本の準備ができています」と話したのは製作総指揮のマーティ・アデルスタイン。ハリウッドで起きているふたつのストライキが解決しない限り、制作に向けて動き出すことはできないが、製作会社Tomorrow Studiosの代表ベッキー・クレメンツは「1年から18カ月の間で私たちは配信の準備ができる」と話し、再開が許可されればできるだけ早く仕事をこなして、来年のなるべく早くに発表したいと考えているようだ。

『ONE PIECE』は配信初週に1億4010万視聴時間を記録し、Netflix週間ランキングTOP10で1位を獲得。批評サイトなどでも絶賛の声が絶えず、大きな反響を呼んでいるが、まだNetflixからシーズン2更新決定は発表されていない。しかしアデルスタインもクレメンツも前向きな手ごたえを感じているようだ。

Netflixから電話「期待を超えた」

「Netflixは発表ギリギリまで手の内を見せないように注意深く行動し続ける」と話すクレメンツ。「Netflixがこの作品をサポートしたことで、1位になると期待していたし、彼らの調査やアルゴリズムがシーズン2の可能性があることを示していると感じた。でも配信後に受けた電話で期待を超えたと言ってもらえて、それにも大興奮した」と期待をみせた。

現時点でNetflixはシーズン2に関してコメントを求める声に応じていないという。

製作会社Tomorrow Studiosは2021年に『カウボーイビバップ』の実写化も手掛けたが、結果は芳しくないものだった。配信から1カ月も経たないうちに打ち切りが発表される苦い思いをしたが、今回『ONE PIECE』の世界的ヒットで挽回できたといえる。

「僕が思うにNetflixは、何話まで作るのか、分割するのかについていくつものシチュエーションを見ていると思う」「彼らは今週中にその答えを出そうとしていると思う。来週から2週間のうちくらいにその結果を聞くことになると睨んでいる。これを継続し、長期的な戦略を立てる大きな推進力がありそう。だから僕たちはそれを待つだけ」とコメント。

まずはNetflixによるシーズン2への更新決定の発表を待ちたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixオリジナルシリーズ『ONE PIECE』独占配信中