【スターチャンネルEXランキング】『キリング・イヴ』強し!映画ではアジアホラー席巻で異常事態発生!?(8月28日更新)

動画配信サービス「スターチャンネルEX」で、8月に最も多く視聴された番組のランキングを発表! 独占作品を中心に日本初上陸の最新海外ドラマとスターチャンネルの厳選・激レア映画が揃う中、トップ10にランクインしたのはどの作品か。ドラマ部門と映画部門に分けてチェック!

<ドラマ>

1.キリング・イヴ/KILLING EVE
2.GCHQ:英国サイバー諜報局 ↓
3.ステージド
4.なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか? ↑
5.ノーマル・ピープル(字幕版)↓
6.ハンニバル(字幕版)↓
7.フランク、アイルランドのダメ男。 NEW
8.ザ・キャプチャー 歪められた真実2(字幕版)↓
9.ジャンゴ ザ・シリーズ
10.ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと(字幕版)↓

<映画>

1.死刑にいたる病 →
2.女神の継承(字幕版)
3.哭悲/THE SADNESS(字幕版)→
4.新しき世界(字幕版)↓
5.ラストエンペラー[オリジナル全長版](字幕版)↓
6.ジャンゴ 繋がれざる者(字幕版)→
7.PIG/ピッグ
8.ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地(字幕版)↑
9.屍憶 -SHIOKU-
10.紅い服の少女 第一章:神隠し(字幕版)

海外ドラマ部門では、『レディ・プレイヤー1』コンビのサイモン・ペッグとマーク・ライランス出演の最新スパイドラマ『GCHQ:英国サイバー諜報局』を抜いて、『キリング・イヴ/KILLING EVE』が首位奪取。『グレイズ・アナトミー』でお馴染みの名女優サンドラ・オー扮する諜報員イヴと『女医フォスター』などで知られる英国出身女優ジョディ・カマー扮する暗殺者ヴィラネルの攻防戦を描くアクションサスペンスで、エミー賞をはじめ数々の賞で高く評価された。

『Fleabag フリーバッグ』のフィービー・ウォーラー=ブリッジがクリエイターを務めていると聞くだけで高まる期待感をきっちりと満たしてくれる出来栄え。ジョディは本作を機に世界的に知られるようになり、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』『フリー・ガイ』などの大作に次々と出演。待機作としてオースティン・バトラー、トム・ハーディ共演の『The Bikeriders(原題)』も控えており、今後ますます存在感を増すに違いないジョディの代表作としても押さえておきたいところ。

『キリング・イヴ/KILLING EVE』でブレイクしたジョディ・カマー

『キリング・イヴ/KILLING EVE』でブレイクしたジョディ・カマー

 

人気ドラマ『グッド・オーメンズ』待望のシーズン2が解禁したタイミングで、同作で天使と悪魔を演じるマイケル・シーンとデヴィッド・テナントが主演する『ステージド』も伸びて3位にランクイン。パンデミックによりロックダウンされた英国を舞台にした疑似ドキュメンタリーの『ステージド』では、ファンの心を鷲掴みにしたマイケルとデヴィッドの素顔(?)を見られると話題沸騰。『グッド・オーメンズ』原作者のニール・ゲイマンがゲスト出演しているほか、作品いじりもあり、ファンにとってはたまらない。もはやマイケル&デヴィッドのファンはこれら2作をセットで見るのがマストと言っても過言ではないかも!? シーズン3まで字幕版と吹替版両方で楽しめる『ステージド』には、前述のフィービー・ウォーラー=ブリッジもシーズン2第7話で姿を見せている。

大人気コンビのマイケル・シーン&デヴィッド・テナント出演『ステージド』

大人気コンビのマイケル・シーン&デヴィッド・テナント出演『ステージド』

 

そして8月の新作として登場したドラマ『フランク、アイルランドのダメ男。』は7位にランクイン。オーストラリアのヘムズワース家やスウェーデンのスカルスガルド家など、近年、世界各国で続出している俳優一家。アイルランドには父も子も目覚ましい活躍を遂げているグリーソン家がいるが、その才能を結集して作り上げたのは世にもおかしな珍コメディ! 『ピーターラビット』シリーズのドーナル・グリーソンが、実の弟で『ファントム・スレッド』などに出演する俳優のブリアン・グリーソンとともに主演・脚本・製作を担当。タイトル通り、兄弟でダメ男コンビを演じて笑いを誘う。最終話には父ブレンダン・グリーソン(『ハリー・ポッター』シリーズ)も登場し、なんとも豪華なフィナーレが実現している。

『フランク、アイルランドのダメ男。』のグリーソン家(息子ブリアンとドーナル、父ブレンダン)

『フランク、アイルランドのダメ男。』のグリーソン家(息子ブリアンとドーナル、父ブレンダン)

 

一方の映画ランキングでは、トップ10の全10作中4作がアジアホラーという異常事態が発生! 近年盛り上がりを見せているアジアホラーの魅力は、国ごとにまったく異なる恐怖を堪能できること。2位にランクインした『女神の継承』は、『チェイサー』などで知られる韓国のナ・ホンジン監督が原案と製作を担当し、タイの小さな町を舞台にしたホラー。祈祷師を追うフェイクドキュメンタリー風の展開が緊張感を演出し、観る者を恐怖で震え上がらせる。

『女神の継承』

『女神の継承』

 

9位にランクインした日本と台湾合作の『屍憶 -SHIOKU-』は、じっとりとした恐怖に包まれる一作。道端で赤い封筒を拾った者は死者と強制的に結婚させられてしまう、という台湾の風習“冥婚”を取り上げた、実話に基づく“本当にあった怖い話”だ。プロデューサーとして『呪怨』の一瀬隆重が参加しており、Jホラー好きも必見の一作と言える。

『屍憶 -SHIOKU-』

『屍憶 -SHIOKU-』

 

10位には台湾ホラー『紅い服の少女 第一章:神隠し』がランクイン。1990年代に台湾のテレビ番組で取り上げられた未解決事件“紅い服の少女”を題材にした本作は、台湾ホラーブームの火付け役とも言われているとか。第一章とタイトルにある通り、本作はシリーズ第一弾で、第二弾『紅い服の少女 第二章:真実』もスターチャンネルEXにて配信中。ちなみにこれらの作品を手掛けたチェン・ウェイハオ監督は、『屍憶』と同じく“冥婚”をテーマにした最新作『僕と幽霊が家族になった件』が一部劇場で公開中だ。コメディで冥婚を描く新作を見れば、奥深き冥婚の世界をもっと知ることができるかもしれない。

8月は新たにトップ10入りしたこれら3作に加えて、台湾ホラー『哭悲/THE SADNESS』が3位をキープした。決して予算と見応えが比例するとは限らないホラー。ハリウッドホラーに比べてまだまだ免疫がないアジアホラーの方が、求めていた超ド級の恐怖を味わえるかもしれない。

アジアホラーの人気ぶりが目立つ中、7位にランクインしたニコラス・ケイジ主演の異色ミステリー『PIG/ピッグ』にも注目したい。ニコラスが相棒のブタを何者かに奪われたトリュフハンターに扮し、さらった犯人を探す。共演には『ジュマンジ』シリーズのアレックス・ウルフが名を連ねる。調教されたブタを雇うことができず、相棒のブタ役は撮影所近くの牧場から連れてきたというほど低予算で製作されたが、オスカー俳優でもあるニコラスの圧倒的な演技が作品の柱となっており、いくつもの賞レースを賑わせた。唯一無二の個性派ヒューマンドラマをこの機会にぜひ。

『PIG/ピッグ』

オスカー俳優ニコラス・ケイジの演技力が光る『PIG/ピッグ』

9月の一押し新作ドラマ

『超サイテーなスージーの日常』シーズン2が待望の日本上陸! 日本では『ドクター・フー』などで知られ、イギリスでは知らない人はいないほど大人気の国民的スター、ビリー・パイパーが、自身のキャリアとリンクしたような落ち目の俳優スージーを演じるコメディドラマ。流出事件に巻き込まれて不倫が発覚し、キャリアも人生も失ったスージー。シーズン2では起死回生をかけてダンス・リアリティ番組に挑戦!? 全3話からなるシーズン2は9月12日(火)に配信開始。

(KanaKo)

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