大のコミック好きとして知られ、『ザ・ボーイズ』や『プリーチャー』のドラマ化にも携わってきたセス・ローゲン。彼がアメコミ界に君臨する二大巨頭、マーベルとDCコミックス以外のコミックに惹かれる理由について明かしたと、米Entertainment Weeklyなど複数のメディアが伝えている。
こだわりが許されるのはインディーズだからこそ?
『40歳の童貞男』などのコメディ俳優として人気を博し、プロデューサーとしての活躍も目覚ましいセス。現在41歳の彼は“永遠のティーンエイジャー”を自称しており、『ザ・ボーイズ』『インビンシブル ~無敵のヒーロー~』といった作品に加えて、9月22日の劇場公開を控える『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』などコミック原作作品の映像化に数多く携わってきた。
ローゲンが手掛けるコミックは、ハリウッドを席巻している巨額の予算を投じたマーベルやDCコミックス原作作品に比べると、どれも“インディーズ”と言える規模。こうした作品を映画化やシリーズ化するアプローチは、コミックショップにいる子どもの感覚に近いのだと本人がPolygonのインタビューで答えた。
「現代のエンターテインメントが与えてくれるものを待つのではなく、エンターテインメントのマーケットに入り込み、ただブラブラとしながら自分の目に留まるものを探す」と話すセスは、コミック界の二大巨頭と一緒に仕事をすることに興味を持たなかった理由について「正直に言えば、おそらく恐れだと思う」とコメント。長年の共同作業者であるエヴァン・ゴールドバーグとともに「非常に具体的なやり方で仕事をしている」と話した。
「マーベルで大好きなものはたくさんある」と語るセスだが、もしもマーベルと組んだ場合、すでにゴールドバーグとともに確立した製作スタイルにうまく組み込めるかという懸念があるのだという。「僕たちはシステムを決めて、いろいろなやり方でプロセスを決めてきた。それが『ザ・ボーイズ』や、これまで行ってきた大きなフランチャイズ的なものの魅力で、それぞれの作品に合ったインフラやプロセスを作り上げてきた。ほかの誰かのものに当てはめるのではなくてね。僕たちは仕切りたがりなんだ!」
セスはかつて、ありとあらゆる種類のコミックを集めた部屋があると明かしていた。「正直言って、マーベルなしでは『ザ・ボーイズ』は成り立たないし面白くもない。それは分かってる。ただ、もしマーベルしかなかったら、それはそれで良くないと思う。でも幸いなことにそうではない」
一人のコミックファンとしてこだわりを持って映像作りをしてきたセスは、『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』を皮切りに、その続編やシリーズ製作を含めたフランチャイズ計画も進めている。(海外ドラマNAVI)
Noted comic book fan Seth Rogen is revealing why he's drawn to 'everything that is not Marvel and DC.' https://t.co/Xqy1NBghkh
— Entertainment Weekly (@EW) July 28, 2023
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