『赤と白とロイヤルブルー』の撮影中に起きた楽しいアクシデントとは?

ケイシー・マクイストンによるニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー小説を原作に、米国大統領の息子と英国の王子のロマンスを描くAmazon映画『赤と白とロイヤルブルー』。その撮影中に起きたアクシデントについて、ヘンリー王子役のニコラス・ガリツィン(『パープル・ハート』)が明かしている。

ケーキに突っ込んで、投げて、洗って…

アメリカ初となる女性大統領の息子アレックス・クレアモント=ディアスは、王室の結婚式で揉めたイギリスのヘンリー王子と仲良くすることを余儀なくされる。最初は仲が悪かった二人だが、次第に理解し合うようになり、友情は複雑なロマンスへと発展していく。アレックスの母親の再選とヘンリー王子の王室への忠誠が邪魔をする中、二人は一緒にいることができるのだろうか…?

映画の冒頭でヘンリー王子とアレックスは口論となり、その結果、ロイヤル・ウエディング・ケーキに突っ込んでしまう。二人はクリームたっぷりのケーキに覆われてベタベタになるのだが、意外と悪い経験ではなかったようだ。

米Entertainment Weeklyのインタビューでヘンリー役のニコラスが、「一日中撮影だとお腹が空くから、自分の身体からちょっとしたおやつ(ケーキ)を取って食べられるのはすごく便利でしたよ」とユーモアを交えながらコメントしている。

また、このシーンを撮影したスタッフが、雪合戦ならぬケーキを投げ合うケーキ合戦に変えようとしたため、さらに事態は混乱。「大勢のスタッフがケーキ合戦の参加に熱心で、すでにケーキに突っ込んでいた僕たちに向かってケーキを投げてきたんです。スーツをアイシングまみれにしたりウィスキーを軽くかけたり、ケーキが僕たちの上に落ちてきたりするドタバタ劇になって、そういうフィジカル・コメディ的な空間で仕事をするのは本当に楽しい経験でした」と振り返った。

そのシーンはイギリスの邸宅で撮影されたのだが、現場を片付けた後は2階にシャワーがあったため、身体がベタベタになったニコラスは30分ほどシャワーを浴びっ放しだったそう。そうやって頭から爪先まで綺麗にケーキを洗い流したつもりだったが、翌日になっても耳の中や耳の後ろから洗い流せていなかったケーキの破片が見つかったというから、どれだけケーキまみれになったかが想像できるのではないだろうか。

アレックスを演じるのは、『キスから始まるものがたり』シリーズでブレイクしたテイラー・ザハール・ペレス。女性大統領のエレン・クレアモント役に『キル・ビル』のユマ・サーマン、英ビアトリス王女役に『ウィロー』のエリー・バンバー、米大統領次席補佐官ザハラ役に『パーソン・オブ・インタレスト』のサラ・シャヒ、ヘンリー王子の親友で大企業の後継者パーシー役に『ライ・レーン』のマルコム・アトブラ、アレックスの親友で、米国副大統領の孫ノーラ役に『マイ・サンシャイン』のレイチェル・ヒルソンが起用されている。

『赤と白とロイヤルブルー』はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて独占配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly

Photo:Amazon Original『赤と白とロイヤルブルー』©Amazon Content Services LLC