アンジェリーナ・ジョリーがブロードウェイの舞台のプロデューサーに

オスカー女優のアンジェリーナ・ジョリーが、ブロードウェイの舞台でプロデューサーを務めることが分かった。米Deadlineなど複数のメディアが伝えている。

「初恋」である舞台の世界へ舞い戻る

アンジェリーナは1999年の映画『17歳のカルテ』でアカデミー賞助演女優賞を受賞。『トゥームレイダー』シリーズなどのヒット作に出演する傍らで、200年代後半から映画のプロデューサー、監督も務めるようになり、『最愛の大地』『最初に父が殺された』といった作品を世に送り出してきた。

今年6月に48歳となった彼女が、ブロードウェイで『アウトサイダー』のミュージカル版のチーフプロデューサーを務めることが明かされた。S・E・ヒントンが1967年に発表した原作小説を元にしたこの作品は、1983年にフランシス・フォード・コッポラ監督が映画化したことでも知られる。町の対立する2グループを描いた青春映画で、若き日のトム・クルーズやパトリック・スウェイジ、C・トーマス・ハウエル、ラルフ・マッチオ、マット・ディロン、ロブ・ロウ、エミリオ・エステヴェス、ダイアン・レインらが出演していた。

ミュージカル版『アウトサイダー』は今年の2月から4月にかけてすでにカリフォルニアにある劇場、La Jolla Playhouse’s Mandell Weiss Theatreで上演されていた。それをアンジェリーナが見たことが今回関わるようになったきっかけのようだ。

アンジェリーナは声明で以下のように述べている。「この特別な作品に関わることができる自分は本当に幸運だと思います。リー・ストラスバーグの演劇学校で学んだ私にとって、舞台は初恋なんです。ようやくそこに戻ってくることができました。娘に連れられてLa Jolla Playhouseでこの舞台を見て以来、素晴らしいチームから多くを学んできました。その一助になりたいと願っています。新たな脚色を加えた『アウトサイダー』を世界へお披露目できるなんて、どんなにワクワクしているか言葉では言い表せないくらいです」

本作のブロードウェイでの上演日、キャストなどは現時点で不明だ。

近年、ブロードウェイの舞台に関わるセレブが増えている。『お熱いのがお好き』をマライア・キャリーが手掛けたほか、2022年のトニー賞ミュージカル作品賞を受賞した『A Strange Loop(原題)』にはドン・チードル、アラン・カミング、ジェニファー・ハドソンらがプロデューサーとして名を連ねる。ニック・ジョナスとプリヤンカー・チョープラの夫婦は『Chicken & Biscuits(原題)』をプロデュースしていた。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline