アメリカ合衆国の郵便公社に対して、レナード・ニモイを記念切手として顕彰するように働きかける動きが起きているようだ。米Deadlineが伝えている。
50周年記念で切手化された番組に続く?
2015年に惜しまれつつもこの世を去ったレナードといえば、1966年より放送された『スター・トレック/宇宙大作戦』で尖った耳が印象的なバルカン星人“ミスター・スポック”を演じたことで知られる。レナードが演じるスポックはJ・J・エイブラムスが監督したリブート版『スター・トレック』などにも登場し、時代を超えてファンから愛されてきた。そんな彼を切手にして功績を称えようと動いているのがアダム・シフ下院議員(カリフォルニア州民主党)だ。
声明でレナードを「素晴らしい活動家で俳優、そして私の友」と呼んだシフ議員。「彼のレガシーには長いキャリア、『スター・トレック』ユニバースにおけるスポックというみんなに愛される象徴的な役、そして芸術や科学への寛大な貢献と美しい家族が含まれる」とレナードの人生を讃えた彼は、市民切手諮問委員会に手紙を送り、レナードを推薦するよう頼んだ。
この委員会が切手に描く対象として選ぶのは、社会、歴史、文化あるいは環境に“並々ならぬ持続的な貢献”をした人物。すでにこの世を去っていることが条件で、最低死後3年経過後に対象として検討されることが多いという。切手の計画は数年先まで立てられており、厳格な審査などの過程を経て実現するようだ。
「“長寿と繫栄を!”という言葉は私たちの辞書に含まれている言葉で、その言葉と同じくらい忘れられないキャラクターが最初にその言葉を放ったことでも知られています」と手紙で綴ったシフ議員。彼はさらに「ウクライナ移民の息子であるニモイ氏はアメリカンドリームの象徴と言えます。彼は陸軍への従軍のほか地域社会での活動を通じて国に還元しました。また、彼はロサンゼルスの多くの芸術団体を強く支援しており、そこは彼の妻であるスーザン・ベイ・ニモイも同様です。私の選挙区にある象徴的なグリフィス天文台のレナード・ニモイ・イベント・ホライゾン・シアターも、ニモイ夫妻の寛大な支援を受けています。天性の才能を授かったニモイ氏は、その才能を舞台や詩、写真や監督業で発揮してきました」と文化界へ大きく貢献してきたことをアピールした。
市民切手諮問委員会は、『スター・トレック』が50周年を迎えた2016年に記念切手を発表していた。レナードが個人として切手化されることは実現するのだろうか。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
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