『ザ・ボーイズ』スピンオフは本家よりも衝撃的!?

特殊能力を乱用してやりたい放題のスーパーヒーロー集団に立ち向かう、復讐に燃えた男たち“ザ・ボーイズ”を描くAmazonの人気ドラマ『ザ・ボーイズ』。2019年に配信開始されるや否や、奇抜な設定と過激な描写が話題を呼んだ同作の成功を受けて、現在スピンオフ『ジェン・ブイ』の制作が進められているが、こちらは本家よりもさらに過激になるという。英Digital Spyが伝えた。

スーパーヒーローたちの若さがゆえに…

スーパーヒーロー専用の大学を舞台にした『ジェン・ブイ』で製作総指揮を務めるのは、本家でもエリック・クリプキ(『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』)とともに同職を担うセス・ローゲン。これまでも『スーパーバッド 童貞ウォーズ』『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』といった型にはまらない規格外の作品で世界を楽しませてきたローゲンだが、このスピンオフでは本家以上にショッキングな作品作りを進めているようだ。

Empire Magazineのインタビューでローゲンは、このスピンオフに言及。「『ジェン・ブイ』はかなりクレイジーな内容を含んでいる。キャラクターたちが学生で(『ザ・ボーイズ』のスーパーヒーローたちよりも)少し若いということが、よりショッキングにしているんだと思う。一般的には、R指定の作品を作る時は法的に問題があると思われない限り、何でもやりたいようにやらせてもらえる。でも『ザ・ボーイズ』の場合、“本当に?”と聞かれて“本当だよ”って答えるような5分程度の電話を追加でする必要がある。ほかにもそんなに面白くないことについて何時間も電話で話さなきゃいけない時もある」と述べている。

「若いスーパーヒーローたちがヴォート・インターナショナルのゴドルキン犯罪取締大学のバトルロイヤル・チャレンジで試験される」という舞台設定の『ジェン・ブイ』。キャストには注目の若手俳優が集っており、『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』のジャズ・シンクレアとチャンス・パードモ、『ゴーステッド』のリゼ・ブロードウェイらが名を連ねる。2023年中の解禁予定。

一方の『ザ・ボーイズ』はシーズン4解禁に向けて着々と準備を進めているが、ハリウッドで起きている全米脚本家組合(WGA)のストライキの影響を受けて遅延が生じており、具体的な配信日が決定できない状況にあるという。

そんな本家もこれからもファンを驚かせ続けてくれるようだ。シーズン4で4話に出演するというサイモン・ペッグは、「『ザ・ボーイズ』がどれだけクレイジーかは知ってるでしょ? (シーズン4では)それがもっとクレイジーになる。本当にとっても楽しませてもらったよ。ヒュー・キャンベルを演じるために戻ってこられて本当に良かったし、(息子ヒューイ役の)ジャック・クエイドも大好きだ」と話している。

『ザ・ボーイズ』も『ジェン・ブイ』もどれほど過激になるのか、期待せずにはいられない。(海外ドラマNAVI)

参考元:英Digital Spy

Photo:『ザ・ボーイズ』シーズン1~3はPrime Videoで独占配信中