ライアン・マーフィー、「ストライキを支持したスタッフは追放される」との噂を否定

現在WGA(全米脚本家組合)によるストライキが続行中で、数多くの映画やドラマの撮影・制作が一時中断となる中、『アメリカン・ホラー・ストーリー』(以下『アメホラ』)シーズン12はニューヨークにて撮影中だ。「『アメホラ』のスタッフはストを支持したら追放される」と巷で囁かれており、その噂にクリエイターのライアン・マーフィーが反応している。

ストライキの真っ只中で撮影を続行できる秘訣がある?

米Varietyによると、最新シーズンとなる『American Horror Story: Delicate(原題)』はニューヨークのマンハッタンにて撮影中で、キャストのキム・カーダシアンが現場入りする姿もキャッチされている。

『ブラックリスト』で製作総指揮を担い、WGAによるストライキの先導役でもあるT・クーパーや、『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』の製作総指揮者だったウォーレン・ライトは、ストライキに参加しないマーフィーをSNSで非難。その際にライトは、「『アメリカン・ホラー・ストーリー』のスタッフが、ストライキを支持したりしたら、“マーフィー・ランドから追放される”と言っていた」と主張している。

対するマーフィーの広報担当者は、ライトの申し立てについて「まったくのナンセンスでデタラメです」と反論。その後にライトはマーフィーを非難したツイートを削除したが、その投稿を支持する人々の反応や、『アメホラ』撮影セットの外から届いたクーパーの報告はリツイートしている。

5月上旬にはピケの影響で、ニューヨークのシルバーカップ・スタジオで撮影中だった『アメホラ』の撮影が遅れ、一時中断になったと報じられた。しかし現在は、『アメホラ』シーズン12とそのスピンオフ『アメリカン・ホラー・ストーリーズ』シーズン3、スポーツ選手が関わった有名な事件に焦点を当てる新シリーズ『American Sports Story(原題)』シーズン1が、ニューヨークやニュージャージー州で制作段階にあるとのこと。

これまでにWGAは、そういった作品の撮影現場をターゲットにピケを張って複数の番組の閉鎖に成功してきた。そのため東海岸で今でも制作中のシリーズは、マーフィーが手がける上述の3シリーズくらいとなっている。

なおマーフィーに関しては、Netflixと結んだ5年間の包括契約が間もなく満了となるのに合わせて、新たなパートナーとしてディズニーを視野に入れていると報じられたばかりだ。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety

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Photo:ライアン・マーフィー ©NYKC/FAMOUS