アニメ化されたこともある人気コミックシリーズの実写映画版『The Brave and the Bold（原題）』で誰がバットマンを演じるのか、キャスティング予想が盛んに行われている。そんな中、その候補の一人として名前が挙がっている『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』のジェンセン・アクレスが噂について口を開き、ある売れっ子俳優を引き合いに出したと米Deadlineが伝えた。
仮装、声優をしたことがプラスに働くか？
2022年秋にジェームズ・ガンとピーター・サフランがDCスタジオの共同会長に任命され、新たな方向へと舵が切られているDCユニバース。ガン自ら監督と脚本を手掛ける『Superman: Legacy（原題）』では誰がヘンリー・カヴィルの後を継いでスーパーマンを演じるのかが注目されているが、同じくバットマン役に関しても憶測が高まっている。
『IT／イット “それ”が見えたら、終わり。』をヒットに導き、現在日本でも公開中の『ザ・フラッシュ』も担当したアンディ・ムスキエティがメガホンを取る『The Brave and the Bold』。そのバットマン役としてファンが名前を挙げた一人がジェンセンだった。ジェンセンは実は2019年のハロウィンで本格的なバットマンの仮装をしたことがあり、2021年からはアニメ映画でバットマンの声を担当している。さらに最近ではAmazonの人気ドラマ『ザ・ボーイズ』でスーパーヒーローを演じていた彼はアメコミファンの間でも人気が高く、新バットマンにと望む声も多いようだ。
そんなジェンセンは、イタリアで行われたコンベンションに参加した際にこの噂について聞かれ、「分からないよ。たとえ知っていたとしても、言わないし」とコメント。ただし、「できるか？ もちろん。やりたいか？ イエス」と意欲があることは明かした。
ジェンセン自身は、バットマン役候補としてほかの人を挙げている。それは『ゲーム・オブ・スローンズ』のオベリン・マーテル役で注目され、近年は『マンダロリアン』と『THE LAST OF US』という大型ドラマで主役に起用されたペドロ・パスカル。「もしペドロ・パスカルがその役を演じることになったら怒るかって？ そりゃあね。神のご加護を、ペドロ。素晴らしい活躍を続けてくれ。もし何か企画を見送った時は教えてくれよ」と、冗談で場を沸かせた。
ちなみに今回『The Brave and the Bold』で描かれるのは、バットマンとロビンの、父と息子としての関係性だという。ガンは以前Twitterでファンからの質問に答える形で新バットマンの年齢について言及しており、40代くらいになると明かしていた。この年齢設定を考慮すると、現在45歳のジェンセンの方が48歳のペドロよりも制作陣のイメージに近そうだが、ジェンセンが言うようにペドロの人気ぶりは侮れない。
続けて「ほら、今は誰も話し合いをしていない。エンターテイメント業界でストライキが起きているから、それが解決するまでは誰も何かについて話し合うことはないだろう」と業界事情にも触れたジェンセン。彼が言うように、最終的なキャスティングが発表されるまでにはもう少し時間がかかりそうだ。（海外ドラマNAVI）
参考元：米Deadline
