【ネタバレ】『THE IDOL/ジ・アイドル』第2話ベッドシーンの“不快さ”は狙い通り!?

『ユーフォリア/EUPHORIA』のクリエイター、サム・レヴィンソンが贈る新作ドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』。本作で共同クリエイター・出演を務めるエイベル・“ザ・ウィークエンド”・テスファイが、第2話のセックスシーンの“不快さ”は狙い通りだと語っている。(※本記事は第2話のネタバレを含みますのでご注意ください)

テドロスは「卑劣でサイコパスなゲス野郎」

『ジ・アイドル』は、新進気鋭のポップスターであるジョスリン(リリー=ローズ・デップ)が、ナイトクラブのオーナーであるテドロス(エイベル・“ザ・ウィークエンド”・テスファイ)との関係を深めながら名声という課題に直面していく様が、過激な性描写とともに綴られる。

第2話「ダブルファンタジー」のラストで描かれたセックスシーンでは、テドロスが言葉巧みに、どのようにベッドで振る舞ってほしいか、ジョスリンに指示を与えながら誘惑するのだが、そのシーンがネットで物議を醸したという。

米GQ誌のインタビューで問題のシーンについて質問されたエイベルが、「あのシーンにセクシーなところは何もない。あのシーンを見て不快に感じたり、気持ち悪いと思ったり、登場人物を恥ずかしく思ったり、どんな気持ちになってもいい。そういった気持ちが、“この男は手に負えない、そこは彼がいるべき場所ではない”という思いへと積み重なっていくんだ」と回答。視聴者の反応はまさに、製作チームが狙った通りのものだと指摘した。

また第2話について、「セックスは貪欲だ。特に第2話では、“貪欲”という言葉しか思いつかない」と述べたエイベルは、自身が演じるテドロスを次のように分析している。「彼は卑劣でサイコパスだ。控え目に言う必要はないよね? ミステリアスでもないし、夢見心地になるような魅力もない。彼のルックスや服装、髪型はわざとそうしている。この男はゲス野郎なんだ。彼が自分の容姿をかなり気にしていて、自分ではいい感じだと思っていることが分かるんじゃないかな。でも、彼は一人でいる時、(悪行の)リハーサルを計算している。そうしないと、彼は何も持っていない哀れな人になってしまうからだ。それは、そういう状況に置かれた、場違いの人たちに大抵当てはまることだと思う」

米Maxで配信されて物議を呼んだ第2話の視聴者数はおよそ80万人で、これは第1話から12%減。リリースから新エピソードの当日視聴者数は減少しているものの、第1話配信から一週間後の数字は、『ユーフォリア』や『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』を超えている。

『THE IDOL/ジ・アイドル』は、U-NEXTにて毎週月曜日に新エピソードが配信。(海外ドラマNAVI)

参考元:米GQ誌

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Photo:『THE IDOL/ジ・アイドル』U-NEXTにて独占配信中