『クラウデッド・ルーム』の低評価にトム・ホランドがコメント

『スパイダーマン』シリーズで知られるトム・ホランドのドラマ初主演作として、かねてより注目を集めていた『クラウデッド・ルーム』。Apple TV+で6月9日より配信が始まったが、メディアから低評価が続出。そんな状況に対してトム本人がコメントしたと、米Varietyが伝えている。

メディアからの低評価と休養は無関係

サイコスリラー『クラウデッド・ルーム』で主人公ダニー・サリバンを演じた結果、精神的に大きな打撃を受け、俳優活動を一時休止すると発表した人気俳優のトム。『Live With Kelly and Mark(原題)』のインタビューの中で、活動休止の判断は批評家からの悪評が理由ではないと改めて強調している。

「とてもおかしいよ。『クラウデッド・ルーム』は解禁されたけど、明らかにレビューは好意的ではなかった。そしてメディアによれば、僕が1年の休暇を取るのはこうしたレビューが理由なんだってね。でも僕は1年の活動休止のうち、8ヵ月目を迎えているところ。その期間はロンドンの自宅でゆっくりしたり、F1グランプリを観に行ったり、ゴルフをしたりしていた」と、昨年同作の撮影が終了してから休養に入っていた彼は、すでにかなりの期間が経過していることを明かした。

『クラウデッド・ルーム』に対する批評家からの評価は必ずしも良くなかったものの、ファンからは好意的な意見が寄せられている。トムはこのことに対して「僕のファンや作品を見てくれた人々にすごく感謝していることを伝えたい。彼らのおかげで『クラウデッド・ルーム』はRotten Tomatoesで94%を記録しているからね」とファンへの感謝を述べた。

全10話の本作は毎週金曜日に新エピソードが配信中。16日(金)には第4話が解禁される。トムは「僕をサポートしてくれて、味方になってくれる人たちの素晴らしいコミュニティに恵まれて、とても感謝している。そのことを光栄に思うし、作品の続きがお披露目されることを本当にワクワクしている」とまだ配信されていないエピソードへの自信をのぞかせた。

スパイダーマン役で世界中を魅了し、その人柄も相まって、今最も人気のある俳優の一人となったトム。最近では共演者のゼンデイヤとの熱愛報道もゴシップ誌を賑わせており、公私にわたって注目を集めている。そんなトムの活動休止報道が世間を驚かせたのは言うまでもない。

それほどまでにトムを疲弊させた渾身の一作『クラウデッド・ルーム』にはアマンダ・セイフライド(『レ・ミゼラブル』)やエミー・ロッサム(『シェイムレス 俺たちに恥はない』)も出演。また、トムは主演だけでなく製作総指揮も務めている。最終話は7月28日に解禁予定だ。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety