ブライアン・クランストンが休養へ。フランスで過ごす?

大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』でエミー賞主演男優賞を4度受賞し、伝記映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』でアカデミー賞の同部門にノミネートされたブライアン・クランストン。実力と人気を兼ね備える彼が、2026年に休養に入ると発言した。米Varietyほか複数のメディアが報じている。

20年以上支えてくれた妻に報いるため…

現在67歳のブライアンに取材したイギリス版のGQ誌が、彼の決断について以下のように伝えている。「2026年、その世代で最も偉大な俳優の一人が引退する…少なくとも一時期に。クランストンは自身の制作会社を閉め、(ジェシー・ピンクマン役のアーロン・ポールとともに始めた)テキーラブランドの自身の権利を売却し、妻とともに海外へ逃亡する。行き先はおそらくフランスで、期間は最低でも半年間」

ブライアンは1989年、アクションドラマ『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』のセットで知り合った女優のロビン・ディアデンと結婚。今年の7月に結婚34周年を迎える二人は、娘テイラーをもうけている。

本人はこの決断に至った理由について、以下のように説明する。「これまでの生活を変えたいんだ。これまで24年にわたって、妻のロビンは私をずっと支えてくれた。私の生活に合わせてくれたんだ。それによって彼女が恩恵を受けた部分もあるが、それでは我々の関係は対等ではないわけだから修正したい。ロビンはそれに値するからね」

休養中のプランとしては、夫婦でフランスの小さな村に暮らし、フランス語とフランス料理を学びたいという。「そういう経験がしたいんだ。日帰り旅行もしたいし、暖炉のそばで新たに知り合った友人たちとワインを飲みたい。脚本を読むのではなくてね。一時停止だよ。仕事のことは考えず、電話にも出ないつもりだ」

米FOXで2000年から7シーズン続いたファミリードラマ『マルコム in the Middle』で父親役を演じ、2008年からは『ブレイキング・バッド』に主演。2010年代には一年に2本以上のペースで映画にも参加と、俳優やプロデューサーとして20年以上にわたってハリウッドで活躍し続けてきたブライアン。ウェス・アンダーソン監督作『アステロイド・シティ』など今後も複数の新作が待機している。本人は「引退」とは発言していないのでいつか復帰してくれるようだが、70代を迎えるタイミングで予定している休暇がどのくらいの期間になるのか、ファンとしては気になるところだ。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety

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Photo:ブライアン・クランストン ©AVTA/FAMOUS