『S.W.A.T.』はシーズン6で打ち切り!シェマー・ムーアが米CBSを批判「馬鹿げた間違い」

毎年この時期は海外ドラマの更新・打ち切りの知らせが飛び交うが、ドラマファンにショックなニュースが飛び込んできた。2017年から続いてきた米CBSの人気ドラマ『S.W.A.T.』が、現在放送されているシーズン6をもって終了することが決まったのだ。米Varietyなど複数のメディアが伝えている。

残り2話を残したタイミングで、突然の悲報

同じくCBSの大ヒットドラマである『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のデレク・モーガン役でも知られるシェマー・ムーアが主演する『S.W.A.T.』は、同局の中でも好調な作品で、シーズン6の一話あたりの視聴者数は680万人を記録していた。にもかかわらず打ち切りとなったことにはキャストも驚きを隠せないようで、シェマーはInstagramに投稿した動画の中で、淡々とした口調で不満をぶちまけている。

「CBSへ。過去2年、俺たちはうまくやっていた…。何も間違ったことはせず、求められたことをすべてやってきたんだ」

「俺が『S.W.A.T.』のホンドー役に選ばれた時は、ダイバーシティの欠如が叫ばれている時期だった。俺がこの動画を投稿することで、CBSとは結構なトラブルになるだろうね。彼らにケンカを売るわけだから。俺の29年にわたるキャリアのうち26年もの間、CBSは良くしてくれた。でも、先週まではずっと、少なくともちゃんとお別れが言えるように、シーズン7の可能性はある風に見せかけてきて、いきなりキャンセルだなんて。“もう終わりだ”っていきなり突きつけられたんだ」

『S.W.A.T.』で主演だけでなくプロデューサーも兼任していたシェマーは、スタッフのことも思いやっている。

「俺はファミリーが大事だ。脚本家、プロデューサー、ケータリング担当者、衣装係、サウンドミキサー技師、トラック運転手、大道具係…彼ら全員がいきなり、“悪いけど、もう要らないよ。これまでありがとう。新しい職を見つけられるよう幸運を祈ってるよ”って言われたんだ。そんなの俺は納得できない」

「俺自身は大丈夫だ。でも懸命に努力して、できることを証明してきたから動揺している。もちろん、これが個人的なものでないことは理解している。あくまでもビジネスだってね。でも、『S.W.A.T.』はまだ続くべきだと信じているんだ。だから、俺の友人、ファン、ベイビー・ガール、そして世界のみんなにお願いだ。俺や番組、キャスト、俺のブラザーやシスターたちをフォローしてほしい。みんなで声をあげるんだ。そうやって知らせてやるんだよ、『S.W.A.T.』をキャンセルするのは馬鹿げた間違いだってね」

『S.W.A.T.』シーズン6最終回にしてシリーズフィナーレとなることが決まったエピソード「Legacy(原題)」は、米CBSで5月19日に放送予定。シェマーの訴えを受けて、ファンたちはハッシュタグ「#SaveSWAT」(『S.W.A.T.』を救え)を付けてシリーズ継続を呼びかけているが、その声が届いて同局なり別のプラットフォームでシリーズ継続となるのか、そのまま終了してしまうのか、今後の動向に注目したい。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety

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