10年継続想定の『ハリー・ポッター』ドラマ版、J・K・ローリングが正式参加&ショーランナーは未定

J・K・ローリングの児童小説を映画化し、世界的な社会現象を巻き起こした『ハリー・ポッター』シリーズ。先日、そのドラマ化企画が進んでいると報じられたが、このたび正式に製作が決定し、原作者のJ・K・ローリングが製作総指揮を務めることが明らかになった。米Deadlineが報じている。

ショーランナー、キャストはこれから

今月初めに第一報を伝えた米Bloombergは、契約下でローリングはドラマ版にある程度はクリエイティブ的に関与するが、クリエイターやショーランナーの役割は務めないと伝えていた。その裏には、過去にトランスジェンダーに対する発言で、ローリングが物議を醸したことが起因していたと考えられる。

今回、ドラマ版の製作が正式発表されたビデオ会議で、米HBOおよび、HBO Maxから「Max」へリブランドされたプラットフォームでCEO兼会長を務めるケイシー・ブロイズが、ドラマ版へのローリングの関与に言及。「我々の優先事項は、スクリーンに映し出されるものです。『ハリー・ポッター』のストーリーは愛と自己受容をテーマにした、非常に肯定的でポジティブなものであることは明らかで、スクリーンに映し出されるものが最優先なのです。ローリング氏は製作総指揮を務めます。彼女の洞察力が役立つでしょう」と述べ、擁護の立場を取っている

ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのCEOデヴィッド・ザスラフも、「ある領域では自由にできることもあれば、ある領域ではJ・Kと組む必要があり、またその他の領域では完全に前進できるでしょう。これは『ハリー・ポッター』のMaxプラットフォームにおける全面的な展開にすぎず、彼女の他の作品を開発する機会もあります」とコメント。ローリングのユニバースを拡大していく可能性も示唆した。

なお、ドラマ版は10年間にわたって展開される予定であることも明かされている。ローリングと並び、ニール・ブレア(『ファンタスティック・ビースト』シリーズ)、ルース・ケンリー=レッツ(『私立探偵ストライク』)も製作総指揮に名を連ねる。スタジオは、現在ショーランナーを務める人物を探しているという。小説と映画シリーズでおなじみのキャラクターを演じるキャストの発表も待ちたい。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

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Photo:『ハリー・ポッターと秘密の部屋』©GIG/FAMOUS