今の英国を代表する実力派女優たちが1話ずつ主役を演じ、人生の様々な苦境におかれた現代女性の心情を率直に描いた心に響くアンソロジー・ドラマ『I AM 私の分岐点』。その第3シーズンとなる『I AM ルース』が「スターチャンネルEX」で日本初配信中だが、待望の吹替版が4月27日(木)から配信となることがわかった。
本作は、イギリスきっての大女優ケイト・ウィンスレットと、実の娘であるミア・スレアプレトンとの初の本格共演が実現。10代のソーシャルメディア依存やメンタルヘルスについて真正面から描いた意欲作。本作は、実力派女優たちが1話ずつ主役を演じ、様々な苦境におかれた現代女性を描いたドミニク・サヴェージ監督によるアンソロジー・シリーズ。
主演女優自らが物語を作り上げるという点も前シーズンから踏襲し、シーズン3でもケイト自身がテーマを選び、サヴェージ監督とともに視聴者の心をつかんで離さない作品を生み出した。3月22日(水)に発表された「英国アカデミー賞(BAFTA)テレビ部門」のノミネーションでは、見事単品ドラマ部門作品賞の他、主演女優賞にノミネート。他にも撮影&照明賞(レイチェル・クラーク)の計3部門のノミネートを果たしている。当エピソードは約90分の長さがあり、映画並みの重厚感も印象的だ。
吹替版キャストおよび吹替版予告映像が解禁
主人公のルース役を務めるのは、『タイタニック』(ソフト版)でもケイトの吹替を担当し、ファンからの信頼も厚い日野由利加。また、ケイトの実の娘、ミア・スレアプレトン演じるルースの娘・フレヤ役を務めるのは佐藤里緒。ジョー・アンダーズ演じるルースの息子ビリー役はバトリ勝悟が務める。
日野由利加からのコメント
――『I AM ルース』主人公、ルースはどんな人物ですか?
誠実で愛情深いが、父の役割と母の在り方に縛られ、必要以上に物事の正当性を誇示してしまう。被害妄想的になり、敏感で脆い精神状態。息子の存在は夫の様に頼りにしています。
――今回、ケイト・ウィンスレットは実の娘との本格共演に加えて、台本無しの“即興演技”でルースを演じています。等身大のケイト・ウィンスレットを吹替で演じてみての感想は?
実娘と即興ということで、お役を演じる(ために通常は入れる)いくつかのスィッチをINしない呼吸感と一体化するのは、とても難しかった。時を経て実像を晒し認知されて見える、開かれる世界があると感じました。
――『I AM ルース』で主人公ルース、または娘のフレヤに共感できるところはありましたか?
フレヤは母に、人間の本能的な姿を感じ拒絶する。思春期の成長過程にある潔癖的な感覚や支配への恐れ。目の当たりにするルースは空回りし自身を追い詰めて行く。どちらも胸苦しいほど、共感出来ます。
――視聴者の皆様へのメッセージをお願いします。
人間関係は感情や距離感で歪みが生じ易い。自身で解決出来ない要素もあると認め、心を開き一歩踏み出す勇気を持てば、道が開く可能性はある。「諦めないで!」のメッセージを感じて頂けたら嬉しいです。
『I AM ルース』(全1話)配信および放送情報
【配信】 「スターチャンネルEX」
<字幕版>独占配信中
<吹替版>4月27日(木)より配信開始
配信ページ(字・吹共通) https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0BX1ZKDQ2
【放送】スターチャンネル
<字幕版>5月12日(金)21:00 ほか放送
<吹替版>5月14日(日)21:00ほか放送
作品ページ https://www.star-ch.jp/drama/iam/sid=3/p=t/
(海外ドラマNAVI)
Photo:『I AM ルース』© Me+You Productions MMXXII. All Rights Reserved.