映画『ジョン・ウィック』シリーズのシャロン役や『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』、『THE WIRE/ザ・ワイヤー』、『LOST』、『FRINGE/フリンジ』など数多くのドラマシリーズで存在感を放っていたランス・レディックが急死していたことがわかった。60歳だった。米Deadlineなど複数のメディアが一斉に報じた。
突然すぎる別れ…
米TMZによると、アメリカ現地時間の3月17日(金)朝、自宅で亡くなっているところを発見された。詳しい死因はまだわかっていないが、自然死であったと報じられている。
今年9月に日本でも公開予定の『ジョン・ウィック』シリーズ最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』のプレスツアー中だったランス。帰らぬ人となって発見されるその前日にはInstagramに愛犬と過ごす様子を投稿していたばかりだった。
数多くのTVドラマや映画で活躍してきたランス。1990年代はじめには、『ザ・ホワイトハウス』、『New York Undercover(原題)』『The Nanny(原題)』といったドラマに出演。その後、『OZ/オズ』や『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』に複数話登場し活躍の幅を広げてきたが2002年の米HBOドラマ『THE WIRE/ザ・ワイヤー』でブレイク。
その他の出演作には、『ブラックリスト』、『CSI:マイアミ』、『NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル』、『アメリカン・ホラー・ストーリー』シリーズ、『BOSCH/ボッシュ』、『悪魔城ドラキュラ―キャッスルヴァニア―』など。
『OZ』と『FRINGE』で共演したカーク・アセヴェドはTwitterに追悼のメッセージを投稿。「ランスとの思い出や楽しかった時間が多すぎます。みんなに恋しがられるでしょう。行くのが早すぎです。友よ、安らかに」カークが最後にランスと話したのは、『OZ』の元共演者グランヴィル・アダムズが亡くなった時だったことを明かし、「本当に悲しいです。良い人ばかりを失ってしまう。言葉になりません」と締めくくった。
ランスの遺作となった『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は、全米で5月27日に公開予定。謹んでお悔やみ申し上げます。(海外ドラマNAVI)
Photo:ランス・レディック©Faye S/Famous