オーランド・ブルーム、『カーニバル・ロウ』スピンオフやリバイバルに復帰したくない理由とは?

Amazon製作によるファンタジードラマ『カーニバル・ロウ』にファイロ・ライクラフト役で主演したオーランド・ブルームが、シーズン2で終了する本シリーズのスピンオフなどが製作されても、カムバックするつもりはないと語っている。

「“もっと観たい”と思わせるのが好き」

『カーニバル・ロウ』は、人間と異形の妖精が共存する世界を舞台にバーグ王国の街カーニバル・ロウで起きた、妖精を狙った連続殺人事件を中心に物語が進行していく。
米Screen Rantのインタビューに応じたオーランドが、「『カーニバル・ロウ』のスピンオフなどの機会があれば、ファイロ役でカムバックするつもりはありますか?」との質問に答えている。「この作品の何が好きだか分かりますか? 人々に後ろ髪を引かせるところなんだ。原作がないから、どこで終わるのか誰にも分からない。でも、僕たちが撮影した以上のビジョンはなかった。これ以上のことが出来たのかどうかは分からない。正直なところ、僕は視聴者に“もっと観たい”と思わせるのが好きだし、それは効果的だと思うよ」

「すべてを語ったような気がする」

オーランドは、物語を長引かせて中だるみしてしまうよりも、ファンに「もっと観たい!」と、物足りなさを感じさせるぐらいが丁度良いと思っている様子。続けて、圧倒されるような舞台美術と映像美を実現する苦労も語っている。
「(計18話で)18時間分の映像があり、それはかなりの量だった。5年以上の歳月と(コロナ禍による)2年間の中断期間、それから壮大で素晴らしい番組を実現するために、特殊効果にかける労力…。つまり大規模なんだ。あの長さのセットを創って動かすのは大変で、美しく壮大で華麗なんだ。でも、どうなんだろう。たくさんのことが語られたし、もっと伝えるべきことはあるのだろうか? 僕たちは美しく率直な形で、すべてを語ったような気がするよ。だから、後ろ髪を引かせておくのに賛成なんだ。もっと求めたくなるようにね」

ここ近年では、『プリズン・ブレイク』『デクスター ~警察官は殺人鬼』などの人気ドラマシリーズが、番組終了から何年も経って続編が製作されている。その他のシリーズからも数多くのスピンオフが誕生しているが、オーランドは、『カーニバル・ロウ』のユニバース拡大は望んでいないようだ。

『カーニバル・ロウ』シーズン2(全10話)は、Amazonプライムビデオにて配信中。(海外ドラマNAVI)

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Photo:『カーニバル・ロウ』シーズン2©Amazon Studios