レギュラーキャストから降板する『グレイズ・アナトミー』エレン・ポンピオ、卒業前に実現したいこと

2005年から約20年近く主演を務めてきた米ABCの大ヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』から距離を置くことにしたメレディス役のエレン・ポンピオ。番組卒業前に実現したいことについて過去のインタビューで明かしていたことを米Looperが伝えている。

ついに番組を去るメレディス

ヒットメイカーのションダ・ライムズ(『令嬢アンナの真実』)によるロングランヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』。長く展開すればするほど、キャストの入れ替わりも多く、サンドラ・オーやキャサリン・ハイグル、パトリック・デンプシーやT・R・ナイトなど数々のオリジナルキャストが去っていった。そして主人公メレディス・グレイ役で主演を務め続けてきたエレン・ポンピオもシーズン19からレギュラーキャストを降板することを決定。降板後も、製作総指揮&ナレーターとして作品に携わるが、レギュラーとしての登場は2月23日(木)に放送されるシーズン19の第7話が最後となる。

タイトルキャラクターが主役の座を明け渡し、新たな時代を迎えることになったといえる『グレイズ・アナトミー』。長年のファンは、エレンの気持ちなどに理解を示したうえで、メレディスなきグレアナがどれほど生き残り続けることができるのか、心配している。とはいっても、まだまだ圧倒的な人気を誇り、ABCはじめ製作陣も終わりを早急に準備することはしていないが、もし終わりを迎えることになった場合、その前に叶えたいことがエレンにはあるという。

最終話で何をしたいかと聞かれたエレンは…

2019年にトーク番組『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』に出演した際、いつかは迎える最終話で何を見たいかという話の中で、「昔のキャストが何人か戻ってきてほしいな」と答えたエレン。「きっと実現しないと思うけど、できたらそれが最高な終わり方だと思う」と理想のフィナーレを明かしていた。

中には、ストーリーの中で死亡してしまったキャラクターもいるため、オリジナルキャスト総出演を簡単に叶えることは難しいかもしれないが、そんな時こそ製作陣の腕の見せ所。実現不可能ではないといえる。すでにシーズン17ではT・R・ナイト演じるジョージ・オマリーがカムバックを果たしたほか、デレク・シェパード役のパトリック・デンプシーなどもカメオ出演を果たしていた。

最終話が必ずしもエレンの思い通りになるわけではないだろうが、長年作品の顔を務めてきた彼女の意見が重要視されることは言うまでもない。少なくともファンがどれだけ最終話に期待を寄せるか、その期待の重さを理解している一番の存在といえる。「結末、最終話は非常に重大」と同番組で話していたエレン。「ファンは絶対に満足しないと思う。なにがなんでもね。『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』や『ゲーム・オブ・スローンズ』、なにをしようともファンは怒る。だから最終話には本当に大きなプレッシャーを感じる」

以下、エレンがレギュラーキャストとして出演する最後のエピソードのネタバレがありますのでご注意ください。

最後のレギュラー出演エピソードでは、娘ゾラに適した新しい学校に転校するためボストンへ引っ越すことを決めるメレディスが描かれるとのことだが、どんな去り方なのか見逃せないエピソードになりそうだ。

『グレイズ・アナトミー』は、日本ではシーズン17までがU-NEXTDisney+(ディズニープラス)、Amazon Prime Videoなどにて配信中。

(海外ドラマNAVI)

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Photo:『グレイズ・アナトミー』© ABC Studios