『NYPD BLUE』オースティン・メジャースが27歳で死去

『NYPD BLUE ~ニューヨーク市警15分署』でテオ・シポウィッツを演じた元子役のオースティン・メジャースが、ロサンゼルスで亡くなった。享年27。米Entertainment Weeklyなど複数のメディアが報じている。

シポウィッツ刑事の息子、死因は捜査中

妹のカリがこのニュースを確認し、「芸術的かつ優秀で、親切な人間」であった彼を偲ぶ家族の声明を発表した。「オースティンは俳優としてのキャリアに大きな喜びと誇りを感じていました。彼は幼い頃から分け隔てなく人と接し、人を幸せにすることを人生の目標としていました。小さな町で育ち、家族やボーイスカウトの仲間とキャンプや釣りをするのが大好きでした。愛犬のサニーと、幼い頃から乗っていた馬のバラも大好きでした」

「撮影現場で一緒に成長し、ともにボランティア活動をしたりハイキングをしたこと」がオースティンとの思い出だというカリは、「オースティンは私たちが誇りに思うような息子であり、兄であり、孫であり、甥でもありました。永遠に彼を恋しく思うでしょう」と締めくくっている。

米Deadlineが報じたロサンゼルス郡監察医の情報によれば、オースティンは2月11日(土)にフェンタニル中毒の疑いでホームレス施設にて死亡したとされているが、現在まだ捜査中だという。先週、ロサンゼルスのカレン・バス市長と米国ホームレス問題省庁間協議会のジェフ・オリヴェット事務局長が、オースティンが入居していたホームレス施設を訪れており、それを報じたLos Angeles Daily Newsの記事内にオースティンの姿も写っていた。

オースティンは1999年から2004年まで計48話にわたり、デニス・フランツ演じるアンディ・シポウィッツ刑事の息子として『NYPD BLUE』に出演。6歳だった2002年には同作の演技でヤングアーティスト賞のTVシリーズ部門最優秀演技賞(10歳以下)を受賞した。そのほかにも『ER 緊急救命室』『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』『デスパレートな妻たち』『ママと恋に落ちるまで』といった人気ドラマでゲストを務めたほか、2005年の映画『小さな恋のものがたり』などにも出演していた。2009年を最後に俳優活動は行っていなかったようだが、その後は南カリフォルニア大学で映画制作と撮影を学び2017年に卒業。また、Popeという名義で音楽制作も行っていた。

オースティンの冥福を心より祈りたい。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly