『BOSCH/ボッシュ』ユニバースが拡大!新シリーズ2本が製作決定

米Amazonのオリジナル・ドラマシリーズで最長寿を誇る刑事ドラマ『BOSCH/ボッシュ』のユニバースが拡大され、新シリーズ2本が製作されることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

『BOSCH』とは

『BOSCH』は、累計5000万部以上を売り上げたベストセラー作家、マイケル・コネリーの世界的ヒット小説「ハリー・ボッシュ・シリーズ」のドラマ版。ロサンゼルス市警察の優秀な刑事でありながら、一匹狼タイプで周囲と衝突することもある主人公ハリー・ボッシュが、シーズンごとに一つの難事件を解決に導くために奔走する姿が描かれる。

『BOSCH』ユニバースでは、2022年5月にスピンオフ第1弾『ボッシュ:受け継がれるもの』シーズン1がAmazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)で配信され、すでにシーズン2へ更新が決定している。

新スピンオフは?

第2弾

このたび発表された新スピンオフ第2弾は、本家シリーズでハリー・ボッシュのパートナーだったジェリー・エドガー刑事を主人公にしたタイトル未定のシリーズ。エドガーが、フロリダ州マイアミのリトル・ハイチでFBIの潜入捜査に引き抜かれ、この華やかな街で謎めいた過去に追われながら、新しい生活と厳しい裏社会とのバランスを取ることを余儀なくされる。

本家でエドガー役を演じたジェイミー・ヘクターが出演交渉中で、オリジナル版で製作総指揮を務めた原作者のマイケル・コネリー、ラリー・アンドリースが同任務で続投。ヘンリク・バスティンとジャスミン・ラスがプロデューサーでカムバックし、メリッサ・アウエイト(『ベオウルフ』)も名を連ねる。

第3弾

スピンオフ第3弾は、ドラマ版『BOSCH』には登場していないキャラクター、レネー・バラード刑事を中心に描くタイトル未定のシリーズ。ロサンゼルス市警で新しい未解決事件の捜査を任されたレニーは、単に事件を捜査に当たるだけでなく、警察に信頼性を、そして地域社会に正義をもたらすことに専心する。引退した盟友ハリー・ボッシュから学んだレニーは型破りな方法で事件を解決しながら、ロサンゼルス市警で頭角を表す女性刑事として政治的な立場を上手く利用していく。

レニー役のキャスティングは未定で、製作総指揮を務めるのはマイケル・コネリー、マイケル・アライモ(『クローザー』)、ケンドール・シャーウッド(『Major Crimes ~重大犯罪課』)。メリッサ・アウエイト、ヘンリク・バスティン、ジャスミン・ラスがプロデューサーを務める。

『BOSCH/ボッシュ』『ボッシュ:受け継がれるもの』プライムビデオで独占配信中だが、新スピンオフシリーズ2作が同プラットフォームでリリースされるかどうかは未定だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『BOSCH/ボッシュ』©Amazon Studios