デビュー3年で『タイタニック』に大抜擢!ローズを演じたケイト・ウィンスレットの魅力

1997年に公開された不朽のラブストーリー『タイタニック』。レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの美しい悲恋が共感を呼び、アカデミー賞®作品賞を含む歴代最多タイとなる11部門受賞という偉業を成し遂げ、公開から約25年が経った現在でも日本の洋画歴代興行収入1位(262億円)を守り続けている。そして本作の劇場公開25周年を記念して、2月10日(金)より『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』が3Dの大スクリーンで全国劇場にて公開!(IMAXは1週間限定公開)今回は、ヒロインのローズを演じたケイト・ウィンスレットの魅力についてご紹介。『タイタニック』を見る前に彼女についておさらいしてみよう!

『タイタニック』大抜擢まで

イギリス出身のケイトはなんと家族全員が俳優業についており、まさに芸能一家の生まれ。子供の頃から演劇学校に通い、CMや舞台、テレビドラマなど着実にキャリアを重ねていた彼女は、1994年『乙女の祈り』で名門大学の学長の娘役を務め、低所得の家庭に生まれ育つ同級の少女と熱烈な友情を育み、やがて恐ろしい凶行へと発展していく様を演じた。思春期の少女ならではの純粋さと残酷さを表現し鮮烈な映画デビューを果たすと、徐々にハリウッドでその魅力を発揮し始める。
翌年1995年の『いつか晴れた日に』では過酷な運命に翻弄されながらも、情熱的に恋焦がれる三姉妹の次女役を好演し、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ注目を集めた。その勢いのまま1997年『タイタニック』のヒロイン役ローズに大抜擢され、可憐なビジュアルながらも勝気な一面を覗かせる名演を披露。豪華絢爛なタイタニック号の中でジェームズ・キャメロン監督こだわりの贅を凝らした衣装を身にまとい、上流階級の艶やかで煌びやかな世界の中でも一際存在感を放つと、貴族の娘ながらもどこか現代的な芯のある女性ローズを熱演。レオナルド・ディカプリオ演じるジャックとのロマンチックなラブストーリーを世界中に贈った。

ケイトの大出世作は必見!

その後も次々と話題作に出演し、2008年公開の『愛を読む人』では21歳年下の青年との悲恋に身を投じつつも、戦後のドイツをたくましく生きるミステリアスな女性を演じ、ついにアカデミー賞主演女優賞を獲得。ケイトは持ち前の気品と芯のある性格を活かして、数奇な運命に翻弄されながらも力強く生きていく女性像を演じることで、世界中の女性から共感と称賛を得た。2012年には大英帝国勲章第三位CBEも叙勲されており、ケイトは演技力の高さもさることながら、内面を磨くことの重要さや飾らない美しさを発信し続け、国民中からリスペクトを集めている。
そして、今まさに世界の名だたる賞レースをざわつかせている2022年公開の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』にも出演しており、若手俳優をリードするような存在に。キャメロン監督との再タッグに映画ファンを歓喜させた。ハリウッドの伝説となりつつあるケイトの大出世作、『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』では、可憐で凛とした彼女の魅力を思う存分堪能することができる。ケイト演じるローズの生き様やジャックとの美しくも切ない愛の物語はどの世代も見逃し厳禁だ。

『タイタニック』ストーリー


1912年、処女航海に出た豪華客船タイタニック号。新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャックと上流階級の娘ローズは船上で運命的な出会いを果たす。身分違いの恋を乗り越え強い絆で結ばれていく2人。しかし不沈を誇っていた豪華客船は皮肉な運命に見舞われる…。

『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』2月10日(金)3Dにて全国劇場公開(海外ドラマNAVI)

Photo:『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』© 2023 20th Century Studios.