⻄部劇の世界を再現したテーマパークを舞台に⼈⼯知能(AI)の反乱を描いたSFドラマ『ウエストワールド』への出演でも話題となったオスカー俳優アンソニー・ホプキンス(『羊たちの沈黙』)の次のドラマが決まった。米Hollywood Reporterらが報じている。
ローマが舞台の歴史大河ドラマ
この新作は、『インデペンデンス・デイ』シリーズ、『パトリオット』『もう一人のシェイクスピア』などのローランド・エメリッヒ監督が手がけるローマ剣闘士シリーズ『These About to Die(原題)』。アンソニーは、本作に出演することが決まった初のキャストに。
配信サービスの米Peacockで製作されるこのシリーズは、ダニエル・マニックスの同名の著書を基にしており、エメリッヒ監督がメガホンを執り、製作総指揮も務める予定。アカデミー賞にノミネートされた脚本家ロバート・ローダット(『プレイベート・ライアン』『フォーリング スカイズ』)がシリーズのショーランナーを務める。
本作は、古代ローマの複雑で腐敗した見世物として扱われる剣闘士の世界を舞台に、スポーツ、政治、ビジネスが交差し衝突するローマ社会のさまざまな層で、多様な登場人物が織りなす壮大な歴史大河ドラマとして描かれるという。
アンソニー・ホプキンスが演じるのは?
アンソニーはローマ皇帝ヴェスパシアヌスを演じる。戦いに長けた戦士で、フラウィウス家の血統の長であり、10年にわたる血生臭い内戦の末に最高権力を手にしたキャラクターだ。しかし、王位継承者に取って代わろうとするパトリキウス派の脅威にさらされており、彼の地位も脅かされていくという展開。
映画『羊たちの沈黙』(1991年)で連続殺人犯のレクターを、『ファーザー』(2020年)で認知症を患う男を演じたことで、アカデミー賞主演男優賞を受賞した誰もが認める名俳優の一人であるアンソニー。エミー賞もダブル受賞しており、1981年の『ヒトラー最期の日』と1976年の『リンドバーグ2世誘拐事件』で、リミテッドシリーズの最優秀男優賞を受賞している。
(海外ドラマNAVI)
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Photo:アンソニー・ホプキンス©FAM020/FAMOUS