ジェームズ・ガン、『ドゥーム・パトロール』の打ち切りについてコメント「自分の決断ではない」

DCドラマの中でも高い人気を誇っていた『ドゥーム・パトロール』『Titans/タイタンズ』の打ち切りが発表されたが、ジェームズ・ガンは「自分の決断ではない」と話しているとVarietyが伝えている。

打ち切りには関わっていない

DC Studiosの共同CEOに就任した『ザ・スーサイド・スクワッド』のジェームズ・ガン。人事を刷新し新体制での改革を進めるにあたり、様々なシリーズの打ち切りが発表されているが、新たに『ドゥーム・パトロール』や『Titans/タイタンズ』もシーズン4をもって終了することが明らかに。ファイナルシーズンは全12話から成り、前後編に分けられる予定だという。

DC Universeの徹底した見直しのためにピーター・サフランと共同CEOを務めるガンだが、これら2作の打ち切りには関わっていないことをTwitterで報告した。「これらのシリーズの終了は、我々の就任よりも先に起きたこと。でも間違いなく才能ある製作陣や俳優たち、そのほか携わったクルーたちに幸運を祈っている」

ファンのツイートを受けて

ガンがこの投稿をしたのは、とあるファンのツイートを受けて。ファンは「ジェームズ・ガンとサフランの新しい方向性により、『ドゥーム・パトロール』と『Titans/タイタンズ』が正式に終了する。ファンが言えることは、うまくいくといいねってことだけ。ドラマや映画を楽しんできた多くのファンを獲得するために、乗り越えないといけない大きな丘になることは間違いない」とツイート。ガンはこれに異議を唱えるかたちで、この決定はガンたちがCEOを引き継ぐ前になされていたものだと発表した。ガンたちはヘンリー・カヴィル主演のスーパーマン製作を取りやめたことでファンに衝撃を与えたが、『ドゥーム・パトロール』と『Titans/タイタンズ』の打ち切りには関わっていないようだ。

Varietyによると両作の制作陣ともにファイナルシーズンになることは既に知っているとのことで、きちんとした結末を用意するための時間は確保できているようだ。さらにここ最近激しく報じられていたWarner Bros. Discoveryによる予算削減を理由とした打ち切りとは関係のないものだという。

「『ドゥーム・パトロール』と『Titans/タイタンズ』は終わりを迎えますが、我々はこれらのシリーズを誇りに思っていますし、ファンの皆さんにクライマックスをお届けできることを楽しみにしています」とHBO Maxの広報担当者は声明を出した。

『ドゥーム・パトロール』シーズン1~3はU-NEXTにて、『Titans/タイタンズ』1~3はNetflixにてそれぞれ独占配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジェームズ・ガン©JHMH/FAMOUS/『ドゥーム・パトロール』DOOM PATROL and all related pre-existing characters and elements TM and © DC Comics. Doom Patrol series and all related new characters and elements TM and © Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved./Netflixオリジナルシリーズ『Titans/タイタンズ』