『SUITS』パトリック・J・アダムス、舞台出演を回顧「600人の観客の前で裸になるのは悪夢」

スタイリッシュなリーガルドラマ『SUITS/スーツ』でマイク・ロスを演じて人気俳優の仲間入りを果たしたパトリック・J・アダムスが、「舞台で大勢の観客を前に裸になるのは大変」だと明かしている。

パトリックが出演した舞台「テイク・ミー・アウト(原題:Take Me Out)」は、2003年トニー賞演劇部門作品賞と助演男優賞(デニス・オヘア)を受賞した米劇作家リチャード・グリーンバーグ作のリバイバル版。物語の舞台となるメジャリーグチーム、エンパイアーズのロッカールームで繰り広げられる人種差別やLGBTQの問題、格差などが描かれる。ちなみに、日本でも2016年と2018年に日本人キャストによって上演されている。

観客の前で裸になれる?

先日、米Original Cinのインタビューに応じたパトリック。「テイク・ミー・アウト」はロッカールームでの野球選手たちの様子が描かれるということもあり、シャワーを浴びたり、着替えをしたりするシーンも多い。そこで、この舞台への出演についてインタビュアーから、「舞台で裸になることは容易なことなのでしょうか?」と質問が飛び出すと、パトリックは以下のように答えた。

「(笑)ないですね! 裸になることで興奮するような、ちょっとした露出狂のような人もいるけど、はっきり言って僕は違いますね。素晴らしい脚本だから、あの舞台をやるのは大好きだし、自分が真に信じることの一角を成しているなら、何でもできるものなんです。もし、あの舞台のヌードに目的がないと感じたり、ただ(性的に)興奮させるためだけにあると感じたら、あの舞台をやらなかったと思う。裸の場面は、あの劇の内容において重要な要素だからね」

「(野球チームの男6人がシャワーを浴びるシーンは)セクシーではない、ただのヌードだという点がポイントなんです。脚本家のリチャード・グリーンバーグが巧みに描いているから、裸がどうでもよくなってしまうんです」

そう述べたパトリックだが、やはり大勢の観客の前で裸を見せることには抵抗を少なからず感じている様子。

「正直に言うと、毎晩600人の見知らぬ人たちの前で裸になるのは悪夢のようなものです。裸になる7分間は、頭が真っ白になるんだ。ある夜は妙に感じたり、ある夜は“オー・マイ・ゴッド、これから裸になるなんて信じられない”と強く思うこともある。不思議なことに観客の中に知り合いがいる時、例えば友人や家族がいるとそう感じるんです。知らない人ならいいんだけどね」

映画、ドラマ、舞台…今後もパトリックの活躍に期待!

『SUITS/スーツ』の放送終了後も躍進を続けるパトリックは、実話をドラマ化した『マーキュリー・セブン』、映画『プリティ・リーグ』をドラマ化した同名シリーズ、映画『The Swearing Jar(原題)』に出演している。今後も、映画やドラマ、舞台で活躍する姿を見せてほしい。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『SUITS/スーツ』(c) 2015 Open 4 Business Productions, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.