サイモン・ペッグが英首相の新方針に苦言、数学必修化に「芸術も大切だ」

人気アクション映画『ミッション:インポッシブル』シリーズのベンジー役や『ザ・ボーイズ』などで知られる英人気コメディ俳優サイモン・ペッグが、リシ・スナク英首相が打ち出した数学必修化の新方針に苦言を呈している。

放送禁止用語を連発

1月4日(水)にスナク首相は国民に向けた新年のスピーチにて、学生が18歳になるまで数学の授業を必修化したいと発表。しかし、サイモンは首相の意向に異を唱え、自身のTwitterに投稿した動画で怒りをぶつけながら、こう述べている。「なんて嫌な奴なんだ! 芸術や人文科学、それに創造性と自己表現に対する国の素晴らしい評価を育てることはどうなるんだ? 数学を学びたくない子どもたちはどうなるんだよ。僕は数学が大嫌いだったから、すぐに数学を諦めた。12歳でモノにしたスキルセット以外は必要なかったし。リシ・スナクは、データを入力するロボットのクソなドローン軍団を欲しがっているんだよ!」さらにサイモンは、スナク首相に向けて放送禁止用語を吐き続けていた。

サイモンの待機作は?

サイモンは、そのアーティスティックな自己表現力を活かし、アクションやコメディ、ホラーなど幅広いジャンルの作品で活躍中。人気スーパーヒーロードラマ『ザ・ボーイズ』シーズン4への続投に加え、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』と続編『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART TWO』の公開が控え、映画『Nandor Fodor and the Talking Mongoose(原題)』も待機中だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:サイモン・ペッグ©JW/Famous