Netflix『エミリー、パリへ行く』あの人、役には老けすぎと言われていた!

待望のシーズン3の配信が始まったNetflixオリジナルシリーズ『エミリー、パリへ行く』。今となっては欠かせない存在になったあのキャラを演じるキャストが、当初老けすぎと言われていたと英Digital Spyが伝えている。

オーディション秘話を明かす

フランスに転勤することになったリリー・コリンズ演じる主人公エミリーの奮闘を描く大人気シリーズ『エミリー、パリへ行く』。個性豊かで魅力的なキャラクターもみどころの一つだが、シーズンを重ねるごとに人気度が増しているのがフランス支社の上司シルヴィー。演じるフィリピーヌ・ルロワ=ボリューの魅力も相まってシリーズに欠かせない存在になっているが、もしかしたらフィリピーヌ(『トゥー・ブラザーズ』)は出演せず、作品は全く違うことになっていたかもしれない。

フィリピーヌが最近92NYに語ったところによると、企画当初は年齢が理由で役にふさわしいと思われていなかったという。「オーディションはとてもシンプルだった。キャスティング・ディレクターが私を呼んで言ったの“俳優を探している役はあるけれど、あなたは違う…。その役には年齢が行き過ぎている。でも脚本は読んだ方がいいと思う。だって読む機会はあるわけだから。35歳から40歳の女性を探していることは明らかだから選ばれるかどうかはわからないけど。”って」と話したフィリピーヌ。続けて「脚本をもらって読み始めてから言ったの。“この女性のことよく知ってるわ”って。“彼女を知ってた。私の母がファッション業界で働いていたから。ティーンエイジャーとしてたくさんのシルヴィーに会ってきたし、私の母も少しシルヴィーのようだったの。”読み終えて、1カ月半ほど経ってからも、誰からもなにも連絡がなかった。彼らはきっと私より若い役者を選んだろうと思ってたわ。それから連絡を受けて、とても驚いた」とオーディション秘話を明かした。

本作のクリエイターであり『SEX AND THE CITY』を代表作に持つダーレン・スターの目に留まったフィリピーヌは、その理由について彼女の中にシルヴィーがもつ脆さのようなものを見たからだろうと話す。「彼はシルヴィーを一面的なキャラクターにしたくなかったの」

今となってはフィリピーヌ以外のシルヴィーは考えられないほどのはまり役。シーズン4では、これまで以上に人間味あふれる一面も見せていて、さらに引き込まれるに違いない。

『エミリー、パリへ行く』シーズン1~3はNetflixで独占配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixオリジナルシリーズ『エミリー、パリへ行く』