ニール・ゲイマンのグラフィックノベルを元にしたNetflixオリジナルドラマシリーズ『サンドマン』。先月製作が発表されたシーズン2に登場する新キャラが明らかになった。米Entertainment Weeklyが報じている。
原作の人気キャラが満を持して登場
ドラマ版の共同クリエイターであり原作者のゲイマンが、今月初めにブラジルにて開催されたコミコン中に上映された映像で、ファンに人気のキャラクター、ディリリウムがシーズン2で登場することを発表した。
「シーズン2には“エンドレス(永遠なるもの)”の面々がさらに登場します。最年少のあの人もね。内緒だけど、ディリリウムですよ! 蝶が舞い、風船が飛び、魔法が起こり、電話味のアイスクリームも登場します」
Será que é um delírio, @neilhimself?@Netflix_Sandman #CCXP22 #NetflixNaCCXP pic.twitter.com/GK5ey6RFjM
— netflixbrasil (@NetflixBrasil) December 3, 2022
本作は、ゲイマンの同名グラフィックノベルを元に、夢を支配する強力な存在ドリームことモルフェウス(『オン・ザ・ロード』のトム・スターリッジ)が長きにわたり幽閉されていたのちに自由の身となり、奪われたものを見つけ出し、かつて自身が持っていた力を取り戻すべく世界を巡る旅に出る物語。
シーズン1では、エンドレスと呼ばれる7人の兄弟姉妹のうち、ドリームのほか、姉のデス(カービー・ハウエル=バプティスト)、双子のディザイア(メイソン・アレクサンダー・パーク)とディスペア(ドナ・プレストン)の4人が登場していた。ドラマ版にまだ出てきていないキャラクターは、長兄のデスティニー、末妹のディリリウム、兄ディストラクションの3人。ディストラクションは、シリーズ開始前に家族のもとを離れたことから「放蕩者」と呼ばれている。
シーズン1のフィナーレでは、ドリームのせいでかつて屈辱を味わったルシファー(『ゲーム・オブ・スローンズ』のグウェンドリン・クリスティー)が、彼に対して策略を巡らせる姿が描かれていた。シーズン2では原作の第4巻に収録されている「霧の季節」が物語の舞台に。「霧の季節」はエンドレスの家族の夕食から始まり、そこでディリリウムが初登場する。そのため、原作通りならシーズン2ではディリリウム、そしてデスティニーが姿を見せることになりそうだ(ディストラクションは第4巻ではまだ出てこない)。
ディリリウムは、その時々の感情によって大きく外見を変えるものの、カラフルな髪でグレーの服を着た、小柄な若い女性として描かれることが多い。精神病と幻覚を支配する彼女は、しばしば魅力的で移り気な女性のようだ。そんな役柄に自分が当てはまると思う俳優たちは原作者に直接この役への興味を訴えたくなるようで、11月にゲイマンは「シーズン2でディリリウムを演じたいという人たちが僕のもとに殺到している」とツイート。その上で、以下のように続けていた。「まだキャスティングは始めていない。キャスティング・ディレクターはルシンダ・サイソンだから、申し訳ないけど、彼女から見てと言われた人じゃないと、私は目を通すこともないよ」
『サンドマン』はNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:Netflixオリジナルシリーズ『サンドマン』は独占配信中