『ウォーキング・デッド』当初の結末の撮影風景が明かされる

10年以上にわたって続いてきた米AMCの大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』が先月、ついに終わりを告げたが、お披露目されたものとはまったく別の結末になっていた可能性があったことをスタッフが説明している。英Digital Spyが報じた。

シリーズ当初と繋がるエンディング

最終的に採用されなかった結末は、シリーズの初めに繋がる形となって終わるはずだった。その模様について明かしたのは、シリーズフィナーレの撮影監督であるドゥエイン・チャールズ・マンウィラー。彼は自身のInstagramで、まったく別のエンディングがあったことについて述べた。若いキャストたちの写真を共有したマンウィラーは、「まずは、これほど多くの人がすでにオリジナルのエンディングを知っていたことに驚きました。私は放送された方の終わり方が大好きですが、このフラッシュフォワードの撮影はかなりクールだったと言わざるを得ません。撮影はたった一日でしたが、いつかあの削除されたシーンが見られるといいなと思います」

最終的に本作は、2023年にリック・グライムズ(アンドリュー・リンカーン)とミショーン(ダナイ・グリラ)を主人公にしたリミテッドシリーズの製作が決まっていることから、彼らを主役にするためにオリジナルのエンディングシーンを削除。採用されなかったエンディングでは、未来を舞台に、20代になったRJとジュディス、そしてほかのキャラクターの大人バージョンが、アトランタのフリーダムパークウェイを車で走りながら生存者を助けようとするシーンで、シリーズ開始当初のリックを彷彿とさせるものだった。

「もともと撮影していたシーンがあったが、新たにリックとミショーンの要素を追加することになったので、そちらの展開と矛盾すると思って外したんだ」と、製作総指揮のグレッグ・ニコテロは米Insiderに語っている。ショーランナーのアンジェラ・カンも、当初は「まったく別のラストシーンを書いていた」と米Deciderに述べた。カンはその具体的な内容には触れなかったが、「初期段階ではうまくいって、みんなが気に入っていた内容だったが、いざ全部まとめて見ると“これはちょっとうまくいかない”となった」と説明している。

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参考元:英Digital Spy

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Photo:『ウォーキング・デッド』© Jackson Lee Davis/AMC