『ウォーキング・デッド』シリーズ最終話を前に、再び訴訟問題

いよいよシリーズ最終話を迎える『ウォーキング・デッド』だが、原作者のロバート・カークマンをはじめ製作陣が米AMCを訴え、訴訟問題が起きている。

『ウォーキング・デッド』法廷闘争が再び

番組の基になっているグラフィックノベルを手掛けた原作者ロバート・カークマンが放送局AMCと利益配当を巡って係争中であることはすでに報じられた通りだが、新たにカークマンとゲイル・アン・ハード、デヴィッド・アルパート、チャールズ・イグリー、グレン・マザラの製作陣がAMCを契約違反で申し立てた。被害額として2億ドル(約280億円)の支払いを請求している。

「AMCは原告のアイデアやサービスを搾取して『ウォーキング・デッド』フランチャイズで数十億を儲けているにも関わらず、発行されたMAGRでは原告への利益参加に対して1 ドルも支払われません」と主張。

MAGRとは、スタジオ側と映画やTV&配信シリーズの収入に貢献した者との間で結ばれる契約上の収入の定義で偶発報酬とも呼ばれるもの。企画の予算などの要因によって変わることもあるが、一般的に資格のある貢献者には製作総指揮やパイロット版の脚本家、メインキャストなどが含まれるという。

「驚きでもありませんが、AMCのMAGRの定義は『ウォーキング・デッド』を手掛けた創造の才能たちとの論争の嵐に拍車をかけ、最終的に訴訟に至りました」

『ウォーキング・デッド』をめぐる法廷闘争は今回が初めてではない。クリエイターであるフランク・ダラボンと彼が所属するCAAがAMCを不当な利益配当を理由に訴えていたが、2021年に2億ドルを支払うことで合意し和解。

この度、ロサンゼルス上位裁判所に提出された書類には「原告はダラボンがMAGRで受けた利益と同じ待遇を受ける権利があります。したがって、原告のMAGRの利益にも同じ価値が反映される権利があり、それ合計でダラボンとCAAを超えるでしょう」と書かれており、ダラボンの裁判結果にも言及されている。

「ロバート・カークマン、デヴィッド・アルパート及びその他の原告はAMC Networksに対して大きな請求を2度行ったものの、2回とも棄却されたため、今回別の訴訟で戻ってきたのです」と話すのは大手法律事務所のパートナー弁護士オリン・スナイダー。

「別の訴訟ということは、彼らの契約を書き直し『ウォーキング・デッド』への利益参加のために、すでに支払われていたり、将来支払われる数百万よりもさらに多くを取ろうするという別の試みであるということです。これはただ別の次元の金銭強奪。彼らの試みが過去に失敗しているように、今回も同じ結果になると自信を持って言えます」と話している。

『ウォーキング・デッド』ファイナルシーズンはDisney+(ディズニープラス)にて配信中。シリーズ最終話、シーズン11の第24話「Rest in Peace(原題)」は11月21日(月)に配信予定。

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Photo:『ウォーキング・デッド』© 2022 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.