全米で配信中の海外ドラマおよび映画(ドキュメンタリー・リアリティショー含む)におけるランキングトップ10(ニールセン調べ)が発表された。
「オリジナル」「非オリジナル(放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3部門における全米でのストリーミング(配信)ランキングにおいて、該当する週でトップ10入りを果たした作品の中から、編集部がピックアップした注目作をご紹介。
目次
配信ランキング(ニールセン調べ)
2022年9月19日(月)から9月25日(日)までの順位は以下の通り。
2.↓(1)『コブラ会』(Netflix/計50話)...11億1000万分
3.↓(2)『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』(Amazon/計5話)...9億7700万分
4.↑(8)『ウィンクス・サーガ:宿命』(Netflix/計13話)...6億7500万分
5.↑(NEW)『El rey, Vicente Fernández』(Netflix/計36話)...6億4800万分
6.↑(NEW)『キャシアン・アンドー』(Disney+/計3話)...6億2400万分
7.↓(3)『ザ・クラウン』(Netflix/計40話)...5億8500万分
8.↓(5)『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』(Hulu/計49話)...5億3500万分
9.↓(NEW)『ブリティッシュ ベイクオフ』(Netflix/計77話)...4億4200万分
10.↓(9)『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(Netflix/計34話)...4億1600万分
2.←(2)『In The Dark(原題)』(Netflix/計51話)...9億1800万分
3.←(3)『ココメロン ~うたってまなぼう~』(Netflix/計18話)...8億1700万分
4.↑(5)『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』(Netflix/計354話)...6億4400万分
5.↓(4)『ゲーム・オブ・スローンズ』(HBO Max/計73話)...5億8600万分
6.←(6)『グレイズ・アナトミー』(Netflix/計396話)..5億5100万分
7.↑(8)『ブルーイ』(Disney+/計112話)...5億1800万分
8.↓(7)『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』(HBO Max/計265話)...5億1000万分
9.←(9)『ギルモア・ガールズ』(Netflix/計153話)...4億7800万分
10.←(10)『フレンズ』(HBO Max/計235話)...4億5700万分
1.↑(7)『Father Stu(原題)』(Netflix/計1話)...7億1700万分
2.↑(NEW)『LOU/ルー』(Netflix/計1話)...6億8100万分
3.↑(6)『リベンジ・スワップ』(Netflix/計1話)...3億9300万分
4.↓(1)『ソー:ラブ&サンダー』(Disney+/計1話)...3億900万分
5.↓(2)『ピノキオ』(Disney+/計1話)...2億8200万分
6.↑(NEW)『ジャズマンズ・ブルース』(Netflix/計1話)...2億4900万分
7.↓(5)『怪盗グルーのミニオン危機一発』(Netflix/計1話)...2億3700万分
8.←(8)『SING/シング:ネクストステージ』(Netflix/計1話)...2億2300万分
9.↑(NEW)『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』(Netflix/計1話)...2億1200万分
10.←(10)『ミラベルと魔法だらけの家』(Disney+/計1話)...1億9700万分
※()内は前週の順位。NEWは前週ランクインしていなかったもの(新作、新シーズンが配信スタートとなったもの、旧作など全て含む)。
【オリジナル】マーフィーによる犯罪スリラーが『コブラ会』から首位奪取
初登場トップに輝いたのは、9月21日(水)から配信されたリミテッドシリーズ『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』。全10話である同作の視聴時間は36億5800万分と、前週まで1位だった『コブラ会』に3倍以上の差をつけた。米Varietyによれば、これは配信作品が最初の週にニールセンで記録した数字としては歴代10番目の好成績だという。配信開始から実質4日間あまりでこの数字に到達したことを考えると、驚異的だ。
1970年代後半から1990年代初めにかけて17人の青少年を手にかけたジェフリー・ダーマーの姿を、彼が長きにわたって野放しになった事件の背景も含めて描いている。ダーマーを演じるのは、クリエイターのライアン・マーフィーに『アメリカン・ホラー・ストーリー』シリーズで何度も起用されてきたエヴァン・ピーターズ。
一方、同じく21日に配信スタートとなった『スター・ウォーズ』の新たなドラマシリーズ、『キャシアン・アンドー』は6位に甘んじた。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に登場したキャラクター、キャシアン・アンドーが主人公で、映画に引き続きディエゴ・ルナが同役を演じる。シーズン全12話の同作は21日に最初の3話がお目見えとなり、その後は毎週一話ずつ配信されていく。
そのほかには、シーズン2が前週の16日(金)より配信された『ウィンクス・サーガ:宿命』が8位から4つランクアップ。また、14日(水)に配信が始まったコロンビア発の伝記ドラマ、メキシコの国民的歌手であるビセンテ・フェルナンデスの人生を綴った『El rey, Vicente Fernández(原題)』が、前週の圏外から5位につけた。
【非オリジナル】1位は名監督が手掛けた『GOT』新シリーズ
非オリジナルは前週とほぼ同じ。この週も4位と5位、7位と8位が前後で入れ替わったものの、残る6作は前の週と順位が変わらず、視聴時間も全体的に微増したものの大差はなかった。
10億分超えで1位をキープした『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は『ゲーム・オブ・スローンズ』の200年前の世界を描いており、25日(日)に第6話「王女と王妃」が配信開始に。このエピソードでは、『ゲーム・オブ・スローンズ』の「落とし子の戦い」でエミー賞監督賞を受賞したミゲル・サポチニクが、第1話「ドラゴンの後継者」以来にメガホンを取っている。
【映画】名女優、ヒットメイカーの新作が初登場
『マイティ・ソー』シリーズ第4作『ソー:ラブ&サンダー』が1位から4位に後退するなど、前週上位にランクインした作品の多くが順位を下げる中、視聴時間を前週の2億6000万分からおよそ2.8倍の7億1700万分へと増やして7位からトップへと急浮上したのは『Father Stu(原題)』。前週の16日にNetflixで配信されるようになった同作では、ボクサーから聖職者へと転身した実在の人物にマーク・ウォールバーグが扮している。
2位・6位には、ともに23日にお披露目されたNetflixの新作映画がランクインしている。前者の『LOU/ルー』はアカデミー賞、エミー賞をはじめ多くの賞を手にしてきた名女優、アリソン・ジャネイ主演のアクション映画。愛犬と静かな生活を送る謎めいた女性は、荒れ狂う嵐の夜、幼い娘を誘拐された隣人とともに犯人の追跡に乗り出す。しかしそんな彼女の前に、自らの暗い過去が立ちはだかるというストーリーだ。後者の『ジャズマンズ・ブルース』は、俳優としても活躍するヒットメイカーのタイラー・ペリー(『マディアおばさんのドタバタNY事件簿』)が監督・脚本・製作を手掛けた。ペリーが30年近く前に書いた脚本が元になっており、アメリカ南部のジューク・ジョイント・ブルースをサウンドトラックに、禁断の愛と家族の愛憎が描かれる。
参照元:ニールセン
(海外ドラマNAVI)
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Photo:Netflixオリジナルシリーズ『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』は独占配信中/『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』© 2022 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc./Netflixオリジナル映画『LOU/ルー』は独占配信中