『シカゴ・ファイア』『Station 19』に続く消防士ドラマが誕生

『シカゴ・ファイア』や『Station 19』など高い人気を誇る消防士ドラマ。新たに『NCIS』や『CSI』シリーズなどを放送している米CBSから注目作『Fire Coutry(原作)』が誕生した。

NBC『シカゴ・ファイア』や米ABCStation 19のような消防士ドラマに続くCBSの『Fire Coutry』。ジェリー・ブラッカイマーが製作総指揮を務め、『グレイズ・アナトミー』の製作陣が手掛ける本作は、少しの火の粉でさえ一瞬にして壊滅的な悪夢になりかねないような危機に瀕している北カリフォルニアの森林地帯を舞台にしたドラマシリーズ。この地域はシリーズの発案者であるSEAL Team/シール・チーム』のマックス・シエリオットの故郷でもある。

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新消防士ドラマの主人公は囚人

消防士ドラマといって多くの人が思い浮かべる登場人物は消防士だと思うが、本作の主人公は刑期を短縮するために労働力として駆り出された囚人。強盗を犯し5年間服役することになったボードを企画・製作総指揮を務めるマックス自ら演じる。不運に見舞われた恐れ知らずのリーダー気質のボードが消防士たちと手を組んで消火活動に励む姿などが描かれるが、他の囚人たちは匿名のまま、あまり目立つことなく物語が進行するユニークな展開も話題を呼んでいる。

そこで脇を固めるキャラクターとして存在感を発揮しているのが、経験豊富な消防士たちと地元の住人たち。隊長役のビリー・バーク(『Major Crimes ~重大犯罪課』)はじめ、ケヴィン・アレハンドロ(『LUCIFER/ルシファー』)、ジョーダン・キャロウェイ(『ブラックライトニング』)、ダイアン・ファール(『NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル』)らが個性豊かなキャラクターを演じている。

マックスにとって初めて製作総指揮を手掛けた作品である『Fire Coutry』は、やはり思い入れが深いようで自身のInstagramでも積極的にオフショットなどを投稿。撮影初日に共演者と撮った動画や、現場に来た息子との写真などが並び、公私のバランスを取りながら順調に撮影が行われた様子が覗える。これまでなかった新たな消防士ドラマがどのような反響を呼ぶのか注目しつつ、日本上陸にも期待したい。

(海外ドラマNAVI

Photo:マックス・シエリオット公式Instagramより(@maxthieriot)