『スター・ウォーズ』“反乱軍”誕生における超重要人物とは?

全世界で社会現象を巻き起こし続けてきた空前のエンターテイメント『スター・ウォーズ』。『エピソード4/新たなる希望』の直前を描いた『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の5年前、帝国が支配する暗黒の時代を舞台に、反乱軍誕生の物語を描いたオリジナルドラマシリーズ『キャシアン・アンドー』が、9月21日(水)よりDisney+(ディズニープラス)独占で日米同時配信開始となる。

『ローグ・ワン』で反乱軍の司令塔として登場したモン・モスマと、情報将校として登場したキャシアン・アンドーは、共に行動する場面こそ少ないものの、登場時点から既に固い信頼関係で結ばれているような様子が描かれていた。キャシアンの過去を描く本作では、モン・モスマとキャシアンの関係が反乱軍誕生のカギを握っており、これまでに明らかとなっている二人の関係をモン・モスマ役の女優ジェネヴィーヴ・オーライリーのコメントとともに振り返ってみよう。

『ローグ・ワン』とは

2016年に公開された『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、『エピソード4/新たなる希望』の直前、名もなき人々がデス・スター破壊のために命を懸けたミッションに挑む物語。感動の結末に絶賛の声が絶えず、当時ファンからは史上最も“泣ける”『スター・ウォーズ』と称された。そんな物語を手掛けたトニー・ギルロイが本作でも再び脚本を担当し、『ローグ・ワン』で絶大な支持を得た情報将校キャシアン・アンドーの知られざる過去を描く。

キャシアンとモン・モスマの関係


ダース・ベイダーら帝国軍と敵対する、『スター・ウォーズ』シリーズに欠かせない重要組織“反乱軍”の司令塔モン・モスマは『エピソード3/シスの復讐』や『エピソード6/ジェダイの帰還』など正史にも度々登場する重要なキャラクター。情報将校のキャシアンとは、『ローグ・ワン』にて反乱軍で共に戦う同士として登場する。同作ですでに二人は反乱軍の中心メンバーとして関係を築いており、互いに信頼を置いている様子が描かれている。

『ローグ・ワン』でモスマは、帝国軍の新兵器“デス・スター”の脅威に対抗するため、主人公ジン・アーソとそのお目付け役キャシアンに“デス・スター”の調査と、反乱軍に力を貸してくれそうな人物への接触を試みるという重要なミッションを与えた。これにより、ジンとキャシアンは、デス・スターに仕掛けられた欠陥と惑星スカリフにある設計図の存在を知ることとなる。

『ローグ・ワン』後半で帝国軍の施設に侵入したジンとキャシアン一行は、帝国軍との交戦で甚大な犠牲を伴うが、途中、反乱軍艦隊の援護も加わり、なんとか設計図を奪還。キャシアンは見事モン・モスマに与えられた命がけのミッションを達成するが...。

本作では、そんな二人の出来事から5年前に遡る。まだキャシアンが反乱軍になる前の幼少期の出来事や、帝国軍に支配されている時代の中でどうやって反乱軍が形成されるに至ったのかなど、『スター・ウォーズ』の歴史において重要な出来事が描かれるのだ。

キャシアンに大きな敬意を感じている

ジェネヴィーヴは、モスマとキャシアンの関係について「モン・モスマはキャシアンに大きな敬意を感じている。彼女は、キャシアンならどんなに難しい任務であっても必ずこなすと信じている。そして、そこには大きな犠牲が伴うことも彼女は理解している」と語り、反乱軍にとって重要なミッションをあえてキャシアンに託すほどの信頼があったことを明かした。

また、本作でのモン・モスマについて「モスマははじめ、帝国の議会の中で政治家として働いている。彼女は帝国の中から変革を起こそうとしているの」と意外な過去を告白。生まれも育ちも異なる二人がどのようにして出会い、後に宇宙にとっての希望の光となる反乱軍をいかにして誕生させるのか、『スター・ウォーズ』ファンなら見逃せない。

『スター・ウォーズ』の歴史に繋がる新たな物語『キャシアン・アンドー』は、9月21日(水)よりディズニープラスにて独占配信開始。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『キャシアン・アンドー』©2022 Lucasfilm Ltd.