『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』あの人、降板は自分の選択ではない?

米NBCによる長寿犯罪捜査ドラマ『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』シーズン16より、アマンダ・ロリンズ役でレギュラー出演していたケリー・ギディッシュがシーズン24前半で降板することが報じられたが、それは本人の意思や選択ではないようだ。

最新の状態に保ちたい

米Varietyが複数の情報筋から得た情報によると、『性犯罪特捜班』の再編はNBC幹部の指示によるもので、ある関係者が、常に同局は、この番組をできるだけ最新の状態に保ちたいと考えていると指摘していたという。

ディック・ウルフ(『シカゴ』『FBI』シリーズ)がクリエイターを務めるドラマで主演・製作総指揮を務めるマリスカ・ハージティ(『シカゴ P.D.』)と、少なくとも他のプロデューサー一人が番組にケリーを残すよう働きかけたが、すでに決定がなされていたとのこと。さらに、ギャラの交渉や番組におけるケリーの将来も話題に上ったが、最終的には妥協が成立しなかったと伝えられている。

人生で最も大きな喜び

ケリーは自身の降板が報じられたことを受け、コメントを発表。シリーズから去ることを認め、「ロリンズを演じたのは、私の人生の中で最も大きな喜びであり、とても光栄でした。この12年間、『LAW & ORDER』ファミリーの一員でいられ本当に幸せでした。ロリンズは、なかなか居ないキャラクターだと思います。彼女は成長して変化してきましたし、私も同じように成長しました。20代後半でこの作品に出演し始め、大人になってからのほとんどの時間をロリンズと一緒に過ごせたことに感謝しています」と述べていた。

以下、シーズン23のネタバレを含みますのでご注意ください。

また、ケリーの卒業に対してプロデューサーのジュリー・マーティン(『ホミサイド/殺人捜査課』)が、シーズン23終盤でケリー演じるアマンダと恋愛関係になったドミニク・“ソニー”・カリシ・ジュニア(ピーター・スカナヴィーノ『シカゴ P.D.』)が「ハッピーエンドを迎える」とツイートし、ファンに嬉しい結末が待っていることを予告していた。

ケリーは、『LAW & ORDER: 組織犯罪特捜班』シーズン3と本家シリーズ『LAW & ORDER』がクロスオーバーする、9月22日(木)に放送の3時間にわたる、シーズン24のプレミアに登場する予定。『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』シーズン1~5はAmazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)にて配信中。
(海外ドラマNAVI)

Photo: 『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』(c)2017 Universal Network Television LLC. All Rights Reserved.