Netflixの大ヒットSFアドベンチャードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』でジム・ホッパー役を演じるデヴィッド・ハーバーが、シーズン4の撮影のために80ポンド（約36キロ）も体重を落としたことを明かし、「もう二度とやらない」と語っている。
捕虜からサンタクロースに…？
シーズン3のラストで起きた大爆発に巻き込まれたホッパーはロシア軍に捕えられ、シーズン4ではロシアの収容所で過酷な捕虜生活を送っているという設定に。そんな厳しい環境では、まともな食事も与えられないはず。ということは、これまでのようにホッパーが立派な太鼓腹のオヤジ体型ではストーリーと辻褄が合わなくなる。よって、デヴィッドはシーズン4の撮影が始まる前に激しいダイエットに挑んだと、英GQのインタビューで明かした。
「シーズン3から80ポンドほど減量したんだ。当時の体重は270ポンド（約122キロ）くらいで、（シーズン4の）撮影時には190ポンド（約86キロ）くらいだった。もう二度とやらないと思う」と語ったデヴィッドは、断続的な断食とピラティスで減量したとも付け加えている。
せっかく、そこまで苦労して痩せたのだから、その体型を維持するのかと思いきや、今度は次の役作りのために再び肉体改造に挑んだのだという。「12月に公開されるユニバーサルの映画（『Violent Night（原題）』）に出演して、体重を増やしたんだ。でも、もう激しい肉体改造はやらないよ。人工装具で十分だ」と回答している。この映画でデヴィッドはサンタクロース役で主演しているのだが、その役のためにある程度体重を戻し、後は人工装具で体型を作ったようだ。
現代のセックスシンボル
すっかりシーズン4でスリムになったデヴィッドだが、シーズン3までのオヤジ体型に愛着があった模様。辞書で知られる米メリアム・ウェブスター社が、「Dad bot（親父体型）」の意味を定義するために、『ストレンジャー・シングス』でホッパーがお腹を揺らしながら踊る動画をツイートし、話題になったことがある。
以前にデヴィッドは自分がSNSでミームになったことについて、「僕は、この“オヤジ体型”という言葉と愉快な関係にあって、そのことを何となく気に入っているし、ちゃんとした理由もある。ある意味、自分が現代のちょっとしたセックスシンボルになっているんじゃないかと思うんだ。ホッパーのことを好きな人たちに関する記事を読んだんだけど、僕は大柄で少しポッチャリしているよね。TVでリアルな体型を見せて、現実世界の人々が（そのままの姿で）美しく、愛されていると感じてもらえるのが嬉しいよ」と語っていた。
シーズン5では、ホッパーがスリムなままなのか、それとも少しオヤジ体型を取り戻して登場するのか楽しみに待ちたい。
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン1～4はNetflixにて独占配信中。
（海外ドラマNAVI）
Photo:Netflixオリジナルドラマシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン1～4独占配信中
