マーベル・スタジオが贈る青春スーパーヒーロードラマ『ミズ・マーベル』の最終話が配信されたが、その回に埋め込まれたイースターエッグやサプライズとなったカメオ出演などについて、クリエイターが説明している。(※本記事は最終話のネタバレを含むのでご注意ください)
『ミズ・マーベル』の主人公は、アベンジャーズが大好きで、特にキャプテン・マーベルに強い憧れを抱く女子高生のカマラ・カーン(イマン・ヴェラーニ)。平凡な学園生活を送っていた彼女が、ある日、謎のパワーを秘めたブレスレットを腕にはめたことで特殊能力を発揮し、ミズ・マーベルへと覚醒していく姿が軽快なタッチで描かれる。
その最終話となる第6話では、カマラの親友でコンピューターと科学にめっぽう強いブルーノが、カマラのDNAに変異があることを発見。そして、ミッドクレジット・シーンではカマラが崇拝するキャプベン・マーベルが現れ、映画『キャプテン・マーベル』シリーズでキャプテン・マーベル/キャロル・ダンバースを演じるブリー・ラーソンが登場。すでに『キャプテン・マーベル』の第2弾『The Marvels(原題)』にイマンが出演することが決定しているため、ブリーのカメオが両作を繋げる伏線的な役割を果たしていることは違いない。
『ミズ・マーベル』でクリエイターを務めるビシャ・K・アリが、米Deadlineのインタビューに応じ、ブルーノがDNAの変異ついてカマラに伝えるシーンで使用されていた音楽が、90年代に放送されたアニメシリーズ『X-MEN』のテーマソングを彷彿とさせていたことについて、こう答えている。
「ブルーノが言うように、カマラのDNAには変異があります。そのシーンで流れた音楽が、これから起こることについて多くのことを教えてくれると思います」
X-MENのメンバーはミュータントで、DNAに変異を持つキャラクターばかり。ということは、カマラもミュータントなのだろうか。映画『X-MEN』に関しては、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に、X-MENを率いるプロフェッサーX(パトリック・スチュワート)がカメオ出演し、ついに『X-MEN』とマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のクロスオーバーが実現。『ミズ・マーベル』に埋め込まれたイースターエッグも含め、MCUではX-MENの導入が着々と進んでいることから、『The Marvels』にもなんらかの形で『X-MEN』が絡んでくると見てよさそうだ。
そして、ミッドクレジット・シーンに登場したブリー扮するキャプテン・マーベルが、一瞬カマラの体と入れ替わったように見えたことについても、アリが説明している。「カマラの寝室にいるのはキャロル・ダンバースで、視聴者が目にするのは彼らが考えている通りのものです。それはキャロルで、そこに魔法は存在しません。彼女の新しいスーツがカマラのものとコーディネートされていて、すごく似合っていました。最高でしたよ! カマラの寝室にたたずむキャプテン・マーベルを見て感じた喜びは、言葉では言い表せないほどで完璧でした。あそこはカマラが安心できる場所であり、彼女が自分を表現できる場所でもあるんです。だから、あの空間にキャプテン・マーベルがいるのを見ると、嬉しくて仕方がなかったんです」
『ミズ・マーベル』で散りばめられたイースターエッグが、どのように『The Marvels』で回収されるのか注目したい。『ミズ・マーベル』はDisney+(ディズニープラス)にて配信中。『The Marvels』は2023年7月28日に米公開予定。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『ミズ・マーベル』© 2022 Marvel