『ベター・コール・ソウル』のファイナルシーズンは残り6話となった。放送局の米AMCはシリーズのクリエイターであるヴィンス・ギリガンとピーター・グールドが『ブレイキング・バッド』の世界を舞台にしたさらなる作品の可能性を検討するのであれば、その準備が整っていると述べている。
“製作への扉は常に開いている”
米AMCのエンターテインメントとAMCスタジオの社長であるダン・マクダーモットは米Varietyのインタビューで、「『ブレイキング・バッド』『ベター・コール・ソウル』の世界における第3の番組の計画は今のところないものの、製作への扉は常に開いている」と述べた。
「ヴィンスとピーターにこの世界を続けてもらうため、私たちが何かできることがあるのであれば、そうすると断言できます。彼らに聞いてみないとわからないと思いますが、ドアはいつでも開いていますし、ヴィンスやピーター、あるいはソニーの友人たちから、“この世界を舞台にした別の作品ができると思うんだけど”と電話がかかってくる日を待ち望んでいます」
だが、製作者のグルードは以前、米Deadlineのインタビューで、「僕はこのキャラクターとこの世界を愛しています。個人的には、この世界から少し離れて他のことをやってみようと思っていますが、いつかまた戻るかもしれません」と述べていた。
ギリガンもまた、「私も同じ意見です。皆さんにお伝えしたい物語は残っていますが、それは世界に対して何かを証明するのではなく、自分自身に対して何かを証明することだと思います。私が取り組んでいる“もの”は、うまくいけば誰かが買いたい、作りたいと思うでしょう」と話している。
結局、『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』を合わせて、計12シーズン、全123話のエピソードと、映画『エル・カミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE』が製作された。
なお、『ベター・コール・ソウル』シーズン6後半のエピソードでは、ついに『ブレイキング・バッド』と大きくクロスオーバーすることになり、ブライアン・クランストンとアーロン・ポールが、ウォルター・ホワイトとジェシーの役で再登場する。
(海外ドラマNAVI)
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Photo:『ブレイキング・バッド』(c)Ursula Coyote/AMC