サンドラ・オー、『グレイズ・アナトミー』出演時に体調を崩したと明かす

人気ロングラン医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』で主人公メレディス・グレイの親友クリスティーナ・ヤン役でブレイクしたサンドラ・オー。現在、ハリウッドでアジア系俳優の重鎮として活躍しているサンドラだが、その成功が健康に悪い影響を及ぼしていた時期があったようだ。

10シーズンにわたってクリスティーナを演じて人気を博したサンドラが、米Varietyのインタビューに応じ、突然手に入れた名声が与えた影響について明かしている。

『グレイズ・アナトミー』時代の心身の不調とそこから学んだこと

「正直なところ、体調を崩しました。体のいたるところの具合が本当に悪かったんです。いくら働いて(疲れて)いても、“ああ、眠れない。背中が痛い。私の肌、どうしちゃったんでろう”という感じでした」と言い、多忙のあまり眠れない日々が続いたことを明かしている。

さらにサンドラは、成功や名声よりも健康が一番大切だと続けた。「『グレイズ・アナトミー』に出演して、私の人生は大きく変わったと思います。20年近く前のことだから前後関係を思い出すのは難しいけれど、(当時の)ストレスや混乱に変わりはありません。こういった、特権的で非常に素晴らしいけれど、重責を担うような立場にある人は、個人の健康が最優先されるべきだと悟ったんです。まずは、自分の健康に気をつけなければならないことを学びました。それは体だけではなく心もです。それは間違いなく“あなたの”心ですから。その心に浮かんだ疑いや、疑問さえも気にかけるべきです。結局、誰にも頼ることはできません。どうにかして、自分の中で平穏を見つけなければならないのです。もちろん、人の意見を求めることもありますが、最終的には自分しかいないのですから」と説いている。

その後も活躍を続けるサンドラ

『グレイズ・アナトミー』の出演時にサンドラは苦境に直面していたようだが、シリーズ降板後のキャリアは絶好調だ。異色スパイドラマ『キリング・イヴ/Killing Eve』とNetflixのリミテッド・コメディシリーズ『ザ・チェア ~私は学科長~』で主演、大ヒットアニメ映画『ラーヤと龍の王国』と『私ときどきレッサーパンダ』では重要なキャラクターの声を務めている。

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Photo:『グレイズ・アナトミー』©ABC/BOB D'AMICO