サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラルとの不仲説について「言いたいことがある」

サラ・ジェシカ・パーカーが、米The Hollywood Reporter(以下THR)のポッドキャスト番組「Awards Chatter」内のインタビューで、『SEX AND THE CITY』(以下SATC)にレギュラーキャストとして出演していたものの、続編『AND JUST LIKE THAT/セックス・アンド・ザ・シティ新章』には参加しなかったサマンサ役のキム・キャトラルとの不仲説について口を開いた。

映画企画の頓挫や不仲説について語ったサラ

「不快にさせるようなことは言いたくないからずっと注意深く気を付けてきた」というサラ。彼女側の見解では、2017年に『SATC』映画第3弾の企画が打ち切りになった時が事の発端だという。

「私たちはキム抜きではやりたくなかったから映画(第3弾)を作らなかった。そしてスタジオもやりたくなくて、企画はだめになった」と経緯を説明するサラ。「彼女が映画はだめだと言ったのではなくて、スタジオが言ったの。良く起こることだとご存じでしょう?すべての役者に何かを要求する権利がある。心地よいと感じられる契約を結んだりね。私がそのことで揉めたことは一度だってない。だって率直に言って私の問題じゃないもの。私たちががっかりしたかって?もちろん。でも起こったことだから」

しかしその後、キムはサラを含むキャストなどに対しての攻撃的な発言が報道されるように。撮影中のサラにひどい態度を受けたと告白したり、サラたちと友達であったことは一度もないと述べるなどして衝撃を与えた。

当時の心境について「とても辛かった」と話すサラ。「いつも現場にいるみんなに対して親切にして、気も遣って、責任感をもつよう何年も本当に一生懸命取り組んできた。私を雇ってくれている人だけでなく、プロデューサーとして責任もあるから。そして私に対してああいう風に言った人は他にいないの」

キム不在の『AND JUST LIKE THAT』について

さらに、サラと『SATC』の製作総指揮を務め『AND JUST LIKE THAT』のクリエイターも務める長年の仕事仲間マイケル・パトリック・キングについても触れ、サマンサなしでも素晴らしい続編を作ることができたのは彼のおかげであると述べた。

「サマンサという存在や、彼女の登場シーンを抜きにして前進していることをのびのびと感じている。なぜなら私たちはマイケルがやりたいことを理解していたから。それにマイケルなら、華麗になんとかしてくれるってわかってた」と、最終的な決断に満足しているようだ。

サラの「言いたいこと」とは?

最後に「あとひとつ言いたいことがある。せっかくこの機会をもらえたから」と言ってメッセージを残したサラ。「この“キャットファイト(女同士の取っ組み合いの喧嘩)”についてみんなが話し続けることがとても苦しい。喧嘩、喧嘩、喧嘩って。私はこれまで一緒に仕事をした人と喧嘩腰でぶつかったことなんて人生で一度もない。喧嘩なんて起きていないの。それは私のやりかたじゃないから」と話し、メディアの報道などに振り回され、不仲説で騒ぎ立てるのはやめてほしいと訴えた。

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Photo:サラ・ジェシカ・パーカー©James Warren/Famous/キム・キャトラル©NYKC