マーベル・スタジオ最新作『ソー:ラブ&サンダー』が7月8日(金)公開。“ヒーロー卒業”という道を選んだソーの前に、神々の殲滅を目指す最強最悪の敵やソーのコスチュームに身を包んだジェーンなどが登場し、物語に注目が集まるとともに演じる実力派キャストも話題の本作。そんな彼らを演じるキャラクターと共に紹介。
人類を守る戦いに身を投じ走り続けてきたソーだが、いつしか戦いを恐れるようになり、踏み出したのは“ヒーロー卒業”への道―。
先日解禁された新たな『ソー:ラブ&サンダー』の予告映像では、新しい道を進むと宣言した矢先に神々の滅亡を目指す“神殺し“なる最大の敵ゴアが降臨。絶体絶命のその時、ソー以上の力を持つ新たな“マイティ・ソー“に姿を変えた元恋人のジェーンが現れて…!?
本作でも監督を務めるタイカ・ワイティティは、『マイティ・ソーバトルロイヤル』(17)でも死の女神ヘラにケイト・ブランシェット、惑星サカールの支配者グランドマスターにジェフ・ゴールドブラムといった大物俳優を起用。アドリブや即興演技を重視し、俳優たちの魅力を十二分に引き出すことで、全く新しい『ソー』シリーズの扉を開いた。
最新作『ソー:ラブ&サンダー』でも実力派キャストを集め、タイカ監督が今度は一体どんな魅力を魅せてくれるのだろうか!?!?
クリス・ヘムズワース as ソー
主人公ソーを演じるのは、ハリウッドデビューから今もなお飛ぶ鳥を落とす勢いのクリス・ヘムズワース。ハリウッドデビューから2年後、28歳で『マイティ・ソー』の主演に抜擢された。
クリスはその若々しくフレッシュな魅力で雷神ソーを生き生きと演じ、2012年の『アベンジャーズ』ではアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)や、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)と肩を並べるアベンジャーズヒーローの“ビッグ3”としてその人気を押し上げた。高い演技力だけでなく、愛嬌たっぷりの笑顔やユーモアたっぷりのお茶目な素顔も魅力のひとつ。
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(14)、『マイティ・ソー バトルロイヤル』も作品ごとに異なるソーの魅力を最大限に引き出し、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)や『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)では、“最凶最悪“のサノスとの対決において大きな喪失や挫折を味わい、その人間味溢れるキャラクターに命を吹き込んだ。
ソーを演じて始めて今年で11年。共に歩んできたと言っても過言ではないソーの選ぶ“ヒーロー卒業”の道をクリスはどのように演じてくれるのだろうか。
ナタリー・ポートマン as ジェーン/マイティ・ソー
シリーズ2作目までヒロイン・ジェーンを演じていたのは、『レオン』(94)のマチルダ役でセンセーショナルな映画デビューを飾り、『スター・ウォーズ』シリーズではパドメを演じたナタリー・ポートマン。
自らの心の闇に次第に取り込まれていくバレリーナを演じた『ブラック・スワン』(10)では、第83回米アカデミー賞で主演女優賞を受賞。その実力は誰しもが知るところだが、名門ハーバード大学を卒業し、プロダクションを立ち上げ俳優だけでなくプロデュースも行うなど、現在も幅広く活躍している。
最新作では、ソーを超えるほど強い(!?)、新たなヒーロー“マイティ・ソー”として登場するというサプライズを引っ提げてカムバック。ソーが以前愛用し、前作で粉々に破壊されたはずのムジョルニアを手にしているなど謎も多いが、本作で再会する“元カレ”ソーとどのようなやりとりを見せてくれるのか、華奢で妖艶なイメージのあるオスカー女優ナタリーが、新境地ともいえる豪快でパワフルなヒーローをどう演じ、どのようなアクションを披露してくれるのか、期待せずにはいられない。
クリスチャン・ベール as ゴア
本作でソーたちの前に立ちはだかるシリーズ最大の敵ゴアを演じるのは、『ダークナイト』シリーズのバットマン/ブルース・ウェイン役でも知られるクリスチャン・ベール。
薬物に依存する天才ボクサーを演じた『ザ・ファイター』(10)での助演男優賞をはじめ、アカデミー賞にも度々ノミネートされている彼の特筆すべき点は、常軌を逸しているとまで言える徹底した役作りだろう。『ザ・ファイター』では、13キロ減量して歯並びまで変えたかと思えば、元米副大統領ディック・チェイニー役を熱演した映画『バイス』(19)では18キロの増量を行うなど、ストイックすぎるほど役に真摯に向き合う俳優として知られる。
徹底した役作りが注目のクリスチャンが満を持してMCUに参戦! 先日解禁となった予告映像で彼は、全顔白塗りかつ“神殺し”というインパクト大の敵役として堂々と降臨し、そこにクリスチャンの面影は全くない。異様な雰囲気を醸し出し、予告だけでも徹底した役作りが垣間見える彼は“神殺し”のゴアとしてきっと伝説のヴィランとして歴史に名を刻むこと、間違いなし!
ラッセル・クロウ as ゼウス
新たにゼウスとしてキャスティングされたのは、古代ローマを舞台に復讐に燃える剣闘士を演じた『グラディエーター』(00)や、天才数学者の苦悩と彼を支える妻の半生を描いた『ビューティフル・マインド』(02)、言わずと知れた名作ミュージカル『レ・ミゼラブル』(12)など数々の名作に出演を続けるラッセル・クロウ。
近年ではあおり運転の恐怖を描いた『アオラレ』(21)で演じた謎の男で、得体の知れない怖さを醸し出し、各作品で全く違う役柄を演じ切ってきたラッセルは映画ファンを中心に強烈なインパクトを残した。
そんな彼が新たに挑戦するキャラクターは神ゼウス。予告映像では、彼の仕業でなぜかソーが身ぐるみを剥がされ全裸に!? 破天荒でお茶目な一面が垣間見えていたが、ゼウスといえばギリシャ神話の主神であり、雨、嵐、雷といった天候を司る強力な神だ。名優が演じる威厳とユーモアを持ち合わせた神ゼウスは一体どんな活躍をするのか? ラッセルがまた新たな一面を魅せる”破天荒な“神に注目したい!
何が起こるかわからない、ノープランなソーの新章を描く、奇“ソー”天外&予“ソー”不可能なロック・バトル・アドベンチャー『ソー:ラブ&サンダー』は、7月8日(金)より公開。
(海外ドラマNAVI)
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Photo:『ソー:ラブ&サンダー』© Marvel Studios 2022